明るく自由で、好奇心旺盛なENFPタイプ。人との関わりが得意に見えても、「本当に分かり合える相手は誰?」と感じる瞬間もあるかもしれません。
この記事では、MBTI16タイプの中でENFPと特に相性が良いタイプを◎・○・△の3段階で解説します。相性のヒントを知ることで、もっと心地よい人間関係が築けるはずです。
ENFP(運動家)の性格と人間関係の特徴
自由と好奇心を大切にするエネルギッシュなタイプ
ENFPタイプの方は、とても自由を大切にし、自分の興味や関心にまっすぐ進む傾向があります。好奇心が強く、初対面の人にも明るく話しかけることができるため、社交的な印象を持たれることが多いです。
その背景には、「人生を楽しみたい」「新しい体験をしたい」という強い想いがあります。
ただし、型にはめられるような関係や、強く縛られる環境は苦手です。
- 新しいことへの挑戦が好き
- 人との出会いにワクワクする
- 束縛されるとストレスを感じやすい
このように、自由と柔軟さが保たれる関係でこそ、ENFPは本来の明るさと魅力を発揮できます。
感情表現が豊かで、共感力にも優れている
ENFPは、まわりの感情に敏感で、人の気持ちを読み取るのが得意です。相手が悲しんでいるときにはそっと寄り添い、喜んでいるときには一緒に心から喜びます。
感情表現もとても豊かで、自分の気持ちを素直に伝えることができます。そのため、人との距離を縮めるのが早く、多くの人に好かれるタイプです。
- 相手の気持ちにすぐ気づく
- 表情や言葉に感情があらわれやすい
- 自分も他人も大切にしたいという思いが強い
一方で、感情に振り回されて疲れてしまうこともあるため、落ち着いて気持ちを整える時間も大切です。
刺激と変化を求めるが、信頼関係には本音を重視
ENFPは、新しい出会いや環境の変化を楽しむ一方で、信頼できる人との深いつながりも大切にします。
表面的な関係には満足せず、相手と心の底からわかり合いたいという気持ちが強いのが特徴です。
- 初対面でもすぐに打ち解けやすい
- でも、心を許すのは時間がかかる
- 本音を言える関係でこそ、安心できる
このように、ENFPは刺激を楽しみながらも、深いつながりを求めているタイプです。だからこそ、相性の良いタイプとは心からの対話が自然と生まれます。
ENFPと全タイプの相性早見表|やさしく付き合うヒントつき
相性ランク | MBTIタイプ | 一言での関係性イメージ |
---|---|---|
◎ 特に相性が良い | INFJ(提唱者) | 感性と理想が重なり、深い対話ができる関係 |
◎ 特に相性が良い | INFP(仲介者) | 優しく寄り添える、安心感たっぷりの組み合わせ |
◎ 特に相性が良い | ENFP(運動家) | テンポが合い、夢を語り合える理想的なペア |
◎ 特に相性が良い | ENTP(討論者) | ノリと発想力がかみ合い、毎日が刺激的な関係 |
○ まあまあ合う | ISFP(冒険家) | 感性が似ていて、無理なく楽しく過ごせる相手 |
○ まあまあ合う | ENFJ(主人公) | 引っ張ってくれる安心感と、価値観の一致がある |
○ まあまあ合う | INTP(論理学者) | 価値観の違いが刺激に。会話を深めれば信頼関係に |
○ まあまあ合う | INTJ(建築家) | 真逆だけど惹かれる。お互いを高め合える関係 |
○ まあまあ合う | ESFP(エンターテイナー) | 明るく楽しい空気感が似ていて、自然に盛り上がれる |
○ まあまあ合う | ISFJ(擁護者) | サポート気質に安心できるが、疲れさせない配慮が必要 |
△ すれ違いやすい | ESTJ(幹部) | ルールや指示が多すぎると反発しやすい関係 |
△ すれ違いやすい | ISTJ(管理者) | 価値観の違いから我慢が重なりやすい組み合わせ |
△ すれ違いやすい | ENTJ(指揮官) | 引っ張られすぎると窮屈に感じることも |
△ すれ違いやすい | ISTP(巨匠) | 感情より合理を重んじる相手に、物足りなさを感じることも |
△ すれ違いやすい | ESTP(起業家) | テンションは合うが、表面的な関係に終わる可能性も |
△ すれ違いやすい | ESFJ(領事官) | 社交的だが価値観の押し付け合いに注意が必要 |
ENFP 相性ランキング|特に相性が良いタイプ◎
INFJ|感性と理想が重なり、深い対話ができる関係
ENFPとINFJは、どちらも感性が豊かで、心の奥にある「理想」や「想い」を大切にする共通点があります。
話していくうちに、表面的なやりとりを超えて、本音の会話が自然と生まれることが多いです。INFJの深い内面に、ENFPが寄り添いながらも明るく照らしてくれるため、お互いに心地よくいられます。
- INFJの静かな情熱に、ENFPが安心感を抱きやすい
- 理想を語り合い、長く信頼を育てられる
- 会話の深さが、関係の絆を強くしてくれる
本気でつながりたいENFPにとって、INFJは心の奥でしっかり支えてくれる存在です。
INFP|優しく寄り添える、安心感たっぷりの組み合わせ
ENFPとINFPは、どちらも思いやりにあふれたタイプで、人の気持ちを大切にします。ENFPの明るさと、INFPのやさしさがうまくかみ合い、お互いに無理をしない自然な関係が築けます。
話し方や行動も似ているため、一緒にいても疲れにくく、感情の波も理解し合いやすいです。
- ENFPの前向きな言葉が、INFPを勇気づける
- INFPの静かな思いやりが、ENFPを癒してくれる
- 穏やかで優しい時間を共有しやすい
深いつながりを求めるENFPにとって、INFPは心が休まる特別な相手といえるでしょう。
ENFP|テンポが合い、夢を語り合える理想的なペア
同じENFP同士は、テンポや考え方が似ているため、話がどんどん弾みます。
明るく楽しい雰囲気が自然に生まれ、互いの夢ややりたいことを前向きに語り合えるのが特徴です。お互いを縛らず、自由を尊重できるため、のびのびとした関係が築けます。
- 好奇心が強く、話題が尽きない
- 感情表現が豊かで、気持ちを共有しやすい
- 共にワクワクできる未来を描ける
ただし、お互いに飽きやすい面もあるので、安定を意識した関係づくりが長続きのポイントです。
ENTP|ノリと発想力がかみ合い、毎日が刺激的な関係
ENFPとENTPは、どちらも新しいことが大好きで、発想力に富んだタイプです。ふたりがそろうと、次々と面白いアイデアが飛び出し、日常に退屈を感じることがほとんどありません。
ただにぎやかで終わらず、互いに思考を深め合える点も、このペアの強みです。
- 会話が盛り上がりやすく、一緒にいて楽しい
- アイデアを出し合い、行動に移すことができる
- 刺激が多く、毎日がワクワクする
自由を求めるENFPにとって、ENTPは心地よい刺激をくれる良きパートナーとなります。
ENFPとまあまあ合うタイプ○
ISFP|感性が似ていて、無理なく楽しく過ごせる相手
ENFPとISFPは、感性が似ているため、自然体で一緒に過ごせる心地よい関係が生まれやすいです。
行動のペースは違っても、感じ方や好みが共通しているため、大きな衝突が少なく、お互いに安心できます。
ただ、ENFPの活発さに対し、ISFPは控えめな一面があるため、歩調を合わせる気づかいも大切です。
- お互いに空気を読む力があり、無理がない
- ENFPの明るさが、ISFPを元気づける
- 静と動のバランスが取れた関係になりやすい
寄り添い合える関係を築けば、長く心地よく続くペアです。
ENFJ|引っ張ってくれる安心感と、価値観の一致がある
ENFPとENFJは、どちらも人を思いやる気持ちが強く、感情を大切にするタイプです。
ENFJのリード力に、ENFPが安心感を覚える場面も多く、信頼関係を築きやすい関係性といえます。
ただし、お互いに主張が強い場面では、ぶつかることもあるため、感情のすれ違いには注意が必要です。
- 思いやりがベースにあるため、信頼しやすい
- 会話が深まりやすく、共感の幅が広がる
- 引っ張ってもらえることで、ENFPが安心できる
お互いを尊重しながら進めば、力強いタッグになります。
INTP|価値観の違いが刺激に。会話を深めれば信頼関係に
ENFPとINTPは、一見すると正反対に見えることがあります。
ですが、ENFPの自由な発想と、INTPの論理的な視点がかみ合うと、非常に刺激的な対話が生まれます。
感情表現に差があるため、誤解が生じやすい面もありますが、理解が深まればお互いにとって大切な存在となるでしょう。
- ENFPの柔軟な思考に、INTPが新しい視点を与える
- 静かなINTPに、ENFPが感情面で彩りを添える
- 会話が知的で深くなり、学び合える関係になりやすい
違いを楽しめれば、豊かな信頼関係に変わっていきます。
INTJ|真逆だけど惹かれる。お互いを高め合える関係
ENFPとINTJは、考え方や行動スタイルがまったく違うタイプです。
しかし、この「真逆さ」がかえって魅力となり、ENFPはINTJの冷静さに惹かれ、INTJはENFPの柔軟さに興味を持ちます。
価値観を共有するには時間がかかるかもしれませんが、乗り越えることで強い信頼が生まれます。
- ENFPの感情が、INTJの心をやわらかくする
- INTJの論理性が、ENFPの考えを深める
- 違いが学びにつながり、刺激し合える関係に
向き合う姿勢を忘れなければ、成長し合えるペアです。
ESFP|明るく楽しい空気感が似ていて、自然に盛り上がれる
ENFPとESFPは、明るくて社交的な面が似ており、すぐに打ち解けられる関係です。
どちらも話好きで、感情表現が豊かなので、一緒に過ごす時間がとてもにぎやかになります。
ただ、楽しさ重視の傾向が強いと、深い話に進みにくい場合があるため、心のつながりを意識することが大切です。
- テンションが合いやすく、自然体で楽しめる
- 相手の気持ちに敏感で、気配りもできる
- 話題が尽きず、常に盛り上がれる関係に
楽しさだけでなく、信頼の積み重ねが鍵となります。
ISFJ|サポート気質に安心できるが、疲れさせない配慮が必要
ENFPとISFJは、タイプは違っても、お互いに人の気持ちを考えられる共通点があります。
ENFPの自由な発想に、ISFJがさりげなく寄り添い、支えてくれる場面が多くあります。
ただし、ENFPが無意識に自分のペースを押し通すと、ISFJが我慢してしまうこともあるため、配慮が欠かせません。
- ISFJのやさしさに、ENFPが癒されやすい
- ENFPの明るさが、ISFJを元気づける
- 受け取り方の違いに注意すれば、穏やかな関係に
一歩立ち止まって、相手の気持ちを想像することが大切です。
ENFPとすれ違いやすいタイプ△
ESTJ|ルールや指示が多すぎると反発しやすい関係
ENFPとESTJは、価値観や行動の優先順位が正反対になりやすいです。
ESTJは秩序や決まりを重んじ、正しさを明確に伝えようとしますが、ENFPにとってはその厳しさが「自由を奪われる」と感じやすい原因になります。
相手の意図はよくても、強い口調や命令的な言い方がすれ違いを生むこともあります。
- ENFPは自分のペースを大切にしたい
- ESTJは効率や結果を重視しがち
- 指示が多いと、ENFPは距離を置きやすくなる
ルールより気持ちを尊重する姿勢が、関係改善の鍵です。
ISTJ|価値観の違いから我慢が重なりやすい組み合わせ
ENFPとISTJは、お互いにまじめで誠実な人柄ですが、性格の方向性がまったく違います。
ISTJは慎重で計画的ですが、ENFPは直感や思いつきを大切にするため、ペースがかみ合いにくいことがあります。
最初は合わせられても、内心のズレが積もると、どちらかが無理をし続けてしまうことも。
- ENFPは自由な発想を好む
- ISTJは確実で慎重な行動を重視
- 小さな価値観の違いが、積み重なると大きな壁に
違いを理解する努力と、柔軟さが必要な関係です。
ENTJ|引っ張られすぎると窮屈に感じることも
ENTJはリーダー気質が強く、自分の考えをはっきり伝えるタイプです。
ENFPにとっては頼れる存在に映る反面、自分の自由な考えや感情を抑える場面が増えると、だんだん窮屈さを感じることがあります。
相手が強すぎると、自分を見失ってしまうこともあるため、対等な関係を築けるかどうかがカギです。
- ENTJは目標や結果を重視し、判断も早い
- ENFPは流れや感情を大切にしたい
- 引っ張られるだけでは、ENFPは息苦しさを感じやすい
お互いのペースを尊重すれば、補い合える関係になります。
ISTP|感情より合理を重んじる相手に、物足りなさを感じることも
ISTPは冷静で、感情をあまり表に出さない傾向があります。
ENFPは気持ちのやりとりを大切にするため、反応が淡白だと「自分に関心がないのでは?」と不安を感じやすいです。
行動のテンポは合うものの、心の深い部分でつながりにくいと感じることもあるでしょう。
- ENFPは感情表現が豊かで、共感を求める
- ISTPは淡々としていて、言葉より行動重視
- 心のすれ違いが続くと、ENFPは孤独を感じやすい
安心感を育むには、感情面の歩み寄りが不可欠です。
ESTP|テンションは合うが、表面的な関係に終わる可能性も
ENFPとESTPは、どちらも明るくて行動的なので、一緒にいると楽しく盛り上がることが多いです。
ただ、ESTPはその場の楽しさを重視し、深い感情のやりとりにはあまり重きを置かない傾向があります。
ENFPが「本音でつながりたい」と思っても、ESTPが軽く流してしまうと、物足りなさを感じやすくなります。
- ENFPは感情の深い共有を大切にする
- ESTPは軽やかさを重視し、あまり深刻にならない
- 表面的なやりとりが続くと、ENFPが虚しさを感じることも
一時的な盛り上がりより、心の通い合いを意識しましょう。
ESFJ|社交的だが価値観の押し付け合いに注意が必要
ENFPとESFJは、どちらも社交的で人とのつながりを大切にするタイプです。
ですが、ENFPが自由を重んじるのに対し、ESFJは「こうあるべき」という考えが強く出ることがあります。
相手を思っての言葉でも、ENFPには「押しつけられている」と感じられることがあるため、価値観の調整が必要です。
- ENFPは自分らしさを守りたい
- ESFJは常識やマナーを重んじる
- 良かれと思った助言が、プレッシャーになることも
互いの考え方を尊重できれば、誤解を防ぐことができます。
まとめ|ENFPが心から楽しめる相性とは?
ENFPタイプの方にとって大切なのは、「気持ちを自由に表現できる相手」とのつながりです。
感情を受け止めてもらえる関係や、夢や考えを語り合える空気感があると、本来の明るさと好奇心が輝き出します。
とくに、INFJやINFPのように内面を深く理解してくれるタイプとは、心から安心できる関係を築けるでしょう。
一方で、合理的なタイプや厳しめのタイプとは、すれ違いが起きやすいため、自分らしさを守れる距離感を意識するのも大切です。
相性の良し悪しだけでなく、「どんなときに心が軽くなるか」を知っておくことで、人とのつながり方がもっと楽になりますよ。
読書処方箋|自由と共感を大切にするENFPへ
いつもまわりを明るく照らすENFPタイプの方ですが、内面では「このままでいいのか?」と悩む瞬間もあるかもしれません。
そんなときこそ、自分の心の動きに気づき、新しい視点をくれる本が力になります。
ここでは、ENFPの「自由を大切にしたい気持ち」と「人の役に立ちたい優しさ」の両方に寄り添う3冊をご紹介します。
『多動力』堀江貴文
自由に生きたい気持ちを、背中から押してくれる一冊です。
ENFPタイプの「やりたいことが多すぎてまとまらない…」という悩みに対して、無理に一つに絞らなくていいという視点を示してくれます。
- 何か一つに決めきれない方に
- 自分の好奇心を否定せず、信じたくなる
- 周りの目ではなく、自分の内側に軸を持つことの大切さがわかる
行動のきっかけが欲しいとき、読み進めるほどに「動いてみよう」と思えるはずです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平
ENFPはアイデアが豊富で、いろんなことに挑戦したくなる一方、「本当にやりたいことって何だろう?」と迷いやすい傾向もあります。
この本は、感情と思考をていねいに整理しながら、「やりたい」の根っこにある気持ちに気づかせてくれます。
- 強み・好き・大事にしたい価値観を言葉にできる
- 書き込み式で自分とじっくり向き合える
- ぼんやりした不安が、少しずつ輪郭を持ってくる
自分らしく進むための「地図」がほしい方にぴったりの一冊です。
『自己肯定感低めの人のための本』山根洋士
ENFPは明るく振る舞っていても、内面では「人に合わせすぎて疲れた」と感じることがあります。
この本は、無理にポジティブにならなくてもいいと認めてくれる内容で、心の緊張をやさしくほどいてくれます。
- 気づかないうちに人に合わせてしまう方に
- 自分の気持ちを後回しにしがちな方に
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感受性の強さを否定せず、自分にやさしくなれる時間を届けてくれる本です。
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