ENFPタイプは、自由を愛し、心のおもむくままに動く情熱的な性格として知られています。
一見すると明るく社交的な印象を持たれがちですが、実は内側には繊細さや理想への強い思いも秘めています。
この記事では、ENFPの性格に見られる7つの特徴を通して、「なぜ自由を大切にするのか」「どんな行動傾向があるのか」などをくわしく解説していきます。
ENFP 性格 特徴とは?|エネルギッシュな魅力を持つ人
ENFPタイプは、明るくて人をひきつける力を持っています。新しいことにワクワクし、自由に考えて行動することが得意です。その場の流れに合わせながらも、じぶんの気持ちに正直であろうとする姿は、とても魅力的です。この記事では、そんなENFPの性格を「自由」「感情」「人づきあい」などの観点から7つに分けてご紹介します。自分や身近な人の理解を深めるヒントとして、やさしい言葉でわかりやすく解説していきます。
ENFPはどんな性格?
ENFPタイプは、自由な発想とあたたかい心を持った性格として知られています。
特に、初対面でも人との距離をすぐに縮められる明るさが大きな特徴です。
このタイプの人は、
- まわりの空気をやわらかくする
- いろいろなアイデアを思いつく
- いつも新しいことに目を向けている
といった行動を自然と行うことができます。
つまり、行動力がありながら、人とのつながりを大切にできるのがENFPの魅力です。
ですが、その分、周囲の反応に左右されやすい面もあります。
明るさの裏にあるやさしさに気づくことが、理解への第一歩と言えるでしょう。
他タイプと比べて違うところは?
ENFPタイプの性格は、他のタイプと比べて「柔軟な発想」と「人とのつながり」を同時に大切にする点に特徴があります。
そのため、独特のバランス感覚を持ち、個性が強く見えることも少なくありません。
たとえば、
- ISTJタイプは計画を重視しますが、ENFPはその場のひらめきを優先します
- INFPが内にこもりやすいのに対して、ENFPは外に向かって感情を表現します
- ENTJが指示を出すタイプなら、ENFPは対話を通じて共感を築こうとします
このように、ENFPは「人と関わる力」と「変化を楽しむ力」が同居している性格です。
だからこそ、まわりから見て「元気だけど、どこか繊細」といった印象を持たれやすくなります。
その違いを知ることで、自分らしさに気づけるかもしれません。
ENFP 性格 特徴①|ひらめきと想像力で行動する
ENFPの人は、何かをひらめいたとき、すぐに行動にうつすことがあります。目の前のチャンスを大切にする姿勢があり、「思いついたらやってみよう」という気持ちが強いです。そのため、まわりからは元気で自由なイメージをもたれやすくなります。計画を立てるよりも、その場の空気や直感にしたがって動くことが多いでしょう。こどものような柔らかい想像力と、じぶんを信じて行動する強さが同時にあるのがENFPの特徴です。
突然ひらめいて行動に移す
ENFPタイプの方は、「思いついたらすぐやってみたい」という気持ちを強く持つ傾向があります。
そのため、あらかじめ決まった予定よりも、今この瞬間のひらめきを優先することが多いです。
このような行動には、
- アイデアが浮かんだときにワクワクしている
- 計画よりも実際に動いて考えたい
- 新しい体験を通して成長したいと感じている
といった理由があります。
じっくり考えてから行動するタイプと比べると、「なぜ急に?」と思われることもありますが、ENFPにとっては自然な流れなのです。
思いつきを大切にすることで、他の人には見えない道を切り開くことができます。
型にはまらない考え方を好む
ENFPの人は、「こうしなければならない」といった決まりごとにしばられるのが苦手です。
理由は、自由な発想で物ごとを考えることに喜びを感じるからです。
たとえば、
- みんなと同じよりも、自分だけのやり方を探したくなる
- 一つの答えにしぼるより、いろいろな考え方を試したい
- 決まった手順よりも、楽しい方法を見つけたいと思う
といった行動が多く見られます。
これは、枠にしばられずに、可能性を広げたいという気持ちの表れです。
周りが驚くような発想や工夫を生み出せるのも、ENFPらしい強みの一つと言えるでしょう。
ENFP 性格 特徴②|感情に正直でまっすぐ
ENFPは感情をとても大切にしています。心が動いたとき、それを自然に表に出すことができます。うれしい、かなしい、たのしい、くやしい……どんな気持ちも、かくさずにまっすぐ伝える力があります。だからこそ、まわりの人にとっては「何を考えているかがわかりやすい人」として信頼されやすいでしょう。よろこびを分かち合ったり、誰かの気持ちによりそったりするのが、ENFPならではのやさしさです。
うれしい・かなしいが顔に出やすい
ENFPタイプは、感じたことを隠さずに表現する傾向があります。
そのため、うれしいときは目がキラキラし、かなしいときは言葉より先に表情に出ることがあります。
なぜそうなるかというと、
- 自分の気持ちに正直でいたいと思っている
- まわりとの気持ちのやりとりを大切にしている
- 相手にも気持ちを感じ取ってほしいという願いがある
といった理由があるからです。
感情がすぐに顔に出ることで、相手も気づきやすくなります。
その分、無理して笑うと疲れやすい一面もありますが、「わかりやすくて親しみやすい」と感じてもらえるのも、ENFPの魅力です。
心からの言葉に重みがある
ENFPの人は、口数が多く見える一方で、「本当に伝えたいこと」はとても大切にしています。
思いついたことを自由に話す中に、相手の心を動かすような言葉がふと出てくるのが特徴です。
それは、
- 相手の気持ちに寄りそいたいという気持ちが強い
- 自分の経験から学んだことを分かち合いたいと感じている
- 心から思ったことだけを言葉にしたいという信念がある
といった背景があるためです。
話す言葉すべてが軽いわけではなく、「ここぞ」という場面で発せられる言葉は、とても深くあたたかいものになります。
そうした言葉が、まわりの人にとって大きな支えになることも少なくありません。
ENFP 性格 特徴③|人とのつながりを楽しむ
ENFPタイプは、人と話すことが好きです。誰かといると元気が出て、楽しいことをどんどん見つけていけます。はじめて会った人でも、すぐにうちとけて笑い合える力を持っているため、「話しやすい人だな」と感じてもらえることが多いでしょう。また、相手の気持ちを感じ取るのが得意で、「この人が今どう思っているか」を自然に気づけるタイプです。そんな優しさが、ENFPの人気の理由のひとつといえます。
誰とでもすぐ仲良くなれる
ENFPタイプの方は、初対面でもすぐに打ち解けるのが得意です。
これは、人に対する壁がなく、心から「仲良くなりたい」と思えるからです。
たとえば、
- 自分から話しかけることにあまりためらいがない
- 相手のいいところをすぐに見つけられる
- 相手の気持ちに寄りそった話し方ができる
といった特徴があります。
このような姿勢から、相手も「話しやすい」「安心する」と感じやすくなります。
気軽なやりとりを通じて、深い関係に育てていくのがENFPらしい関わり方です。
ひとりよりも誰かと過ごす時間が好き
ENFPタイプの人は、にぎやかな場や人との交流が大好きです。
もちろん一人の時間も必要ですが、誰かと過ごすことで元気がわいてくる方が多いです。
その理由は、
- 人と関わることで自分の気持ちが整理できる
- 新しい刺激やアイデアが人とのやりとりから生まれる
- 誰かの喜ぶ顔を見ることが自分の喜びにつながる
といった考えを大切にしているからです。
にぎやかな場にいるだけで生き生きとし、まわりも自然と笑顔になるのが、ENFPのあたたかさです。
ENFP 性格 特徴④|一つのことにしばられにくい
ENFPの人は、好奇心がつよくて、いろんなことに目を向けます。「これもおもしろそう」「あれもやってみたい」と思うことが多く、一つだけにしぼって集中するのが少し苦手なところもあります。でもそれは、たくさんの世界に心をひらいている証でもあります。自分の感覚で「今これだ!」と思えるものに向かっていく姿勢が、ENFPの自然な行動パターンです。どれかに決められないときは、無理にしぼらなくても大丈夫です。
気になることが次々に出てくる
ENFPタイプは、頭の中にたくさんの「これもやってみたい」が浮かびます。
その好奇心の強さが、新しい挑戦や学びにつながっているのです。
たとえば、
- 目に入ったことがすぐに気になって調べたくなる
- 話を聞いているうちに他のアイデアが思いつく
- 「やってみようかな」という気持ちがすぐ行動につながる
といった流れが日常的にあります。
集中力が続かないと見られることもありますが、それは好奇心の幅が広い証拠です。
いろいろな経験を通じて、自分だけの道をつくり出せるのがENFPの強みです。
一つに決めきれないときがある
ENFPの方は、やりたいことが多すぎて、一つにしぼるのがむずかしいと感じることがあります。
どれも魅力的に思えて、決断に時間がかかる場面も少なくありません。
なぜかというと、
- 「選ばなかった方」への興味が残りやすい
- 自分の気持ちがすぐに変わることを理解している
- いろんな可能性を考えてしまうので、迷いやすい
という性格傾向があるためです。
選べない自分を責める必要はなく、「どれも本気で考えているからこそ迷う」と受け止めてあげることが大切です。
その広い視野は、いつか必ず大きな力になります。
ENFP 性格 特徴⑤|自由な環境でこそ力を発揮する
ルールや決まりごとが多すぎると、ENFPの人はやりにくさを感じることがあります。自分で工夫して動くほうが楽しいと感じるからです。たとえば「こうしなさい」と細かく言われるより、「好きにやっていいよ」と言われたほうが、のびのびと動けるタイプです。そのため、自由に考えられる場所や、アイデアを出せる仕事などが向いています。自分のやり方で挑戦できる環境があると、ENFPは持ち前の明るさをより発揮できます。
決まりが多いと気持ちが重くなる
ENFPタイプの方は、自由に考えたり動いたりすることを大切にしています。
そのため、細かいルールや決まりごとが多すぎると、息がつまるように感じてしまいます。
このように思うのは、
- 決まった手順より、自分なりに工夫する方が好き
- 行動にうつすまでに時間がかかるのが苦手
- 規則よりも「意味があるかどうか」を大事にしている
といった価値観があるからです。
必要な決まりにはもちろん合わせられますが、「自由に動ける場」でこそ、ENFPは一番力を発揮します。
やる気を失わないためにも、自分のペースを守ることがポイントです。
自分なりのやり方を見つけたい
ENFPの人は、「これが正解」という道をそのままなぞるよりも、自分のやり方を見つけることに喜びを感じます。
その探究心こそが、創意工夫や発見につながるのです。
このような気持ちになるのは、
- 人と同じことをしていると、なんだか落ちつかない
- 自分らしさを表せるやり方でこそ、やる気が出る
- 「自分で選んだ」と思えることに強くこだわる
という特徴があるからです。
まわりから見ると「わがまま」と誤解されることもありますが、本人にとっては深い意味がある行動なのです。
ENFPは、自分らしい工夫を通じて、人の心を動かす力を持っています。
ENFP 性格 特徴⑥|気分の波があることも
ENFPは感情に敏感なぶん、気分の変化もはっきりしています。うれしいときにはとても楽しそうに見える一方で、疲れていたり、気になることがあると元気がなくなることもあります。それは悪いことではなく、自分の気持ちを大切にしているからこその特徴です。元気が出ないときには、無理せず一人の時間をつくったり、安心できる人に話をきいてもらったりすると気持ちが落ちついてきます。感情に寄りそってあげることが大切です。
心が動くと行動にも出る
ENFPタイプは、心で感じたことがすぐに行動にあらわれることが多いです。
「うれしい」「たのしい」「かなしい」などの気持ちが、言葉や動きに自然と出てしまいます。
それが見えるのは、
- 感じたことを無理におさえこまないから
- 気持ちのままに動くことがエネルギーになるから
- 感情を通じて人とつながりたいと強く願っているから
という背景があるためです。
この素直な反応がまわりの人をひきつける魅力にもなっています。
思いが伝わることで、相手の気持ちまで動かせるのがENFPのすごいところです。
落ちこむときは一人になりたくなる
明るく見えるENFPタイプですが、心が折れたときには、ふと人と距離をとりたくなることもあります。
それは、自分の中で気持ちを整理しようとしている証拠です。
そう感じるのは、
- 人前では「元気でいたい」と思う気持ちが強い
- 感情がゆさぶられると、深く考え込むところがある
- 無理して笑うより、一人で静かに過ごす方が落ちつく
といった心の動きがあるからです。
まわりの人が悪いわけではなく、自分の心と向き合うために必要な時間なのです。
休んだあとは、また元気に戻れるのがENFPの自然な流れです。
ENFP 性格 特徴⑦|理想を追いかける力がある
ENFPは、「こうなったらいいな」と思う気持ちを強く持っています。理想を夢で終わらせず、実現に向けて努力できる力があるのが特徴です。自分の思いを言葉にするのが上手で、まわりの人の心を動かすこともできます。たとえば、イベントを立ち上げたり、人を集めて何かを始めたりするときには、その明るさと行動力がとても役立ちます。夢に向かって一歩ずつ進んでいく姿は、多くの人の励みになるでしょう。
強い思いを言葉にする力
ENFPタイプの方は、自分の感じたことや考えを「言葉」にして伝える力をもっています。
それは単なる説明ではなく、心に響くような表現になることが多いです。
そのような力を持つのは、
- 自分の中にある気持ちを、しっかり言葉で整理できる
- 相手の心に届くように、言い回しやタイミングを工夫する
- 本当に伝えたいことだけを、まっすぐに話す勇気がある
といった特徴があるからです。
一言にこめられた思いが強く、人の気持ちを動かす場面も少なくありません。
ENFPの語る言葉には、気持ちと行動をつなぐ力があります。
夢をあきらめずに行動する
ENFPの人は、「こうなりたい」という理想や夢に向かって、前向きに動き続ける力を持っています。
途中で困難があっても、あきらめずに道を切りひらこうとします。
そのような行動をとるのは、
- 自分の思いを形にすることに強い意味を感じる
- ひとつのやり方がだめでも、別の道をすぐ探せる
- 周囲の応援や期待を力に変える前向きさがある
という特性があるためです。
ENFPの行動力は、「気持ちが続かない」と思われがちですが、実際は感情に正直だからこそブレずに進めるのです。
夢を追いかける姿は、まわりの人にも勇気をあたえます。
ENFP 性格 特徴まとめ|明るさと行動力が合わさった人
ENFPは、まわりを明るくする力と、新しいことに飛びこむ行動力をあわせ持つタイプです。自分の気持ちに正直で、だれかを笑顔にしたいというやさしさも持っています。だからこそ、時に迷ったり、疲れたりすることもあるかもしれません。でも、そんなときも、自分の想いを大切にしながら、自分らしさを信じて進んでいくことが、ENFPらしい歩み方といえるでしょう。
自分らしさを大切にするには
ENFPタイプの方がいちばん大切にしているのは、「自分らしくいること」です。
それを守るためには、自分の気持ちをしっかり見つめる時間が必要になります。
そのためにできることは、
- まわりの期待に合わせすぎないようにする
- 本当に「やりたいこと」だけに力をそそぐ
- 自分の変化や感情の流れを記録してみる
といった習慣を持つことです。
ENFPの人は、外の世界で忙しく動く反面、自分の内側と静かに向き合う時間を忘れがちです。
そのバランスをとることで、本来の自由さや情熱がいきいきと発揮されます。
ENFPを深く知るヒントとは
ENFPタイプをもっと深く理解するには、「何に心が動くか」を知ることがとても大切です。
表面的な明るさだけでなく、その奥にある価値観を見つめることが、理解の第一歩になります。
そのためのヒントは、
- 興味を持ったものへの集中力や熱意の高さ
- なぜその行動を選んだのかをていねいに聞いてみる
- 一人の時間や静けさを求めているときのサインに気づく
といった点に目を向けることです。
ENFPは感情がゆたかで変化が多いため、誤解されることもありますが、ていねいに向き合うと多くの気づきがあります。
共感だけでなく、行動の意味を知ることが、理解への近道です。
読書処方箋|自分らしく生きたいと願うあなたへ
ENFPタイプのあなたは、感情が豊かで、やりたいこともたくさんある人かもしれません。
でもそのぶん、「気が散ってしまう」「どこかに置いてきぼり感がある」と感じる瞬間もあるのではないでしょうか。
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