ENTPとINFP、一見まったく違う性格に思えるふたり。でも「なぜか似ている」と感じる瞬間、ありませんか?本記事では、ENTPとINFPが似ているとされる理由を7つに分けて解説します。共感ポイントや価値観の重なりにくわえ、関係性を深めるヒントや違いも丁寧にご紹介。性格の相性や人間関係に悩んでいる方にも役立つ内容です。
- ENTP INFP 似てると感じるのはなぜ?
- ENTP INFP 似てる理由①|自分の考えを大切にする
- ENTP INFP 似てる理由②|理想や夢を語るのが好き
- ENTP INFP 似てる理由③|人と違う視点を持っている
- ENTP INFP 似てる理由④|感情に対して敏感
- ENTP INFP 似てる理由⑤|ひとりの時間も大切にする
- ENTP INFP 似てる理由⑥|人との深いつながりを求める
- ENTP INFP 似てる理由⑦|自由を愛し、縛られるのが苦手
- ENTP INFP 似てるけれど違う点とは?
- 読書処方箋|ENTPとINFPに効くKU本3冊
- まとめ|ENTPとINFP、似ているからこそ響き合える
- 🔗あわせて読みたい関連記事
ENTP INFP 似てると感じるのはなぜ?
ENTPとINFPは、性格診断で使われるMBTIでは真逆のタイプと思われがちですが、「なんだか似ている気がする」と感じる人も多いです。実はこの2タイプには、意外と多くの共通点があるのです。
まず結論からお伝えすると、ENTPもINFPも「自分の内面の価値観に従って動く」点が似ているため、共感しやすくなる傾向があります。ENTPは発想力にあふれ、外向的に見える一方で、自分の中にしっかりした判断軸を持っています。INFPは内向的で静かな印象ですが、自分の理想や大切にしたい思いが明確です。この「内側のこだわり」が両者に共通しているのです。
たとえば、どちらのタイプも、まわりの常識にただ従うのではなく、「自分はどう思うか」「何を正しいと感じるか」を大切にします。そして、その思いを人に伝えたり、形にしようとする意欲があります。表現の仕方は違っても、本質的に「本音で生きたい」「自由でありたい」と考える点でつながっているのです。
また、ENTPとINFPは、どちらも「変化」や「新しいこと」に興味を持ちやすいタイプです。同じ話題を繰り返すよりも、「これからどうする?」「次は何をやってみたい?」と未来のことを話す場面が多く、会話がはずみやすいのも特徴です。共通の価値観を持っているだけでなく、相手の発想や考え方に刺激を受けることも多いため、「この人といると心地いい」と感じることが多くなります。
このように、ENTPとINFPは、表面上の性格は異なっても、内面の価値観や考え方のクセが似ているために、「分かり合える」と感じやすい関係なのです。これから紹介する7つの理由で、さらにその共通点を具体的に見ていきましょう。
正反対に見えてもどこか惹かれ合う理由
ENTPとINFPは、一見すると正反対の性格に思われがちです。しかし、実際にはお互いにないものに自然と惹かれる関係でもあります。
理由は、以下のような「補い合い」が生まれやすいからです。
- ENTPは行動が早く、思いついたことをすぐに試したくなる
- INFPはじっくり考えてから、納得して動くタイプ
- ENTPはにぎやかな場が好きで、人との交流も活発
- INFPは静かな場所で、自分の世界にひたる時間を大切にする
このように違いがあっても、ENTPはINFPのやさしさに安心し、INFPはENTPの明るさに元気をもらうのです。
たとえば、ENTPがちょっと勢いで言いすぎたとき、INFPが静かに気づかせてくれることがあります。逆に、INFPが自信をなくしそうなとき、ENTPが「大丈夫!やってみようよ」と背中を押してくれます。
つまり、真逆だからこそ心が引き合い、いい影響を与え合える関係になれるのです。違いを受け入れたうえで歩み寄ることが、お互いをもっと理解するきっかけになります。
内面の柔らかさが共感ポイントになる
ENTPとINFPが「似ている」と言われるのは、内面のやわらかさに共通点があるからです。性格は違っても、人の気持ちを受け止める心の「やさしさ」が共鳴し合うのです。
たとえば、以下のような点でふたりは似ています。
- ENTPは相手の反応を見ながら空気を読もうとします
- INFPは相手の感情を自然と感じ取る力があります
- ENTPは楽しく話していても、相手が元気かどうかを気にします
- INFPは言葉の奥にある気持ちを察して、寄り添おうとします
このように、どちらも「相手を思いやる姿勢」を持っているため、言葉にしなくても通じる安心感があります。
ENTPは普段テンポが早く見えるかもしれませんが、相手が落ち込んでいると気づくと、そっと寄り添うこともできます。INFPは言葉少なでも、心の中で「この人を理解したい」と強く思っているのです。
結果として、ふたりの関係は、やさしさと共感に包まれたものになります。話し方や行動が違っていても、心の根っこにある「人を思う気持ち」が似ているからこそ、自然と打ち解けやすくなるのです。
ENTP INFP 似てる理由①|自分の考えを大切にする
ENTPとINFPが似ていると言われる大きな理由の一つは、どちらも「まわりに流されず、自分の考えを大切にする」性格だからです。自分なりの正しさや価値観をしっかり持っていて、それに納得できないと動かないところがあります。
たとえば、ENTPは活発で意見をどんどん出すタイプに見えますが、それは「自分がこう考えている」という強い思いがあるからです。まわりに合わせて意見を変えることは少なく、自分が納得できる理由がなければ行動にもつながりません。たとえ議論になっても、自分の意見を貫こうとする姿勢が見られます。
INFPも、表面上はおだやかで柔らかい印象がありますが、内側には強い意志を持っています。「自分が大切にしたいもの」をとことん守ろうとし、納得できないことには無理に合わせません。誰かに言われたからといって簡単に考えを変えることはせず、時間をかけて自分の中で消化するタイプです。
このように、ENTPは外へ向けて「自分の考え」を発信し、INFPは内側で「自分の信念」を育てるという違いはありますが、どちらも共通して「自分の考えに正直でいたい」と願っています。
さらに言えば、ENTPもINFPも、間違っていることに対して「おかしい」と感じるセンサーが鋭いです。そのため、周囲の空気を読んで合わせるよりも、「自分らしくあること」に重きを置きます。この姿勢が共通しているため、ENTPとINFPは互いに「この人は信頼できる」と感じやすくなるのです。
まとめると、ENTPもINFPも、どんな場面でも「自分の考えに正直でいたい」と思っている点が似ており、それが共感の土台となっていると言えるでしょう。
他人に流されない強い意志
ENTPもINFPも、自分の中にしっかりとした考えや価値観を持っているタイプです。たとえ周りの意見が違っても、簡単に自分を変えようとはしません。
この特徴が「似ている」と感じられる理由のひとつです。
- ENTPは、自分なりの論理がないと動けません
- INFPは、自分の心が納得しないと動けません
- 両者とも、外の声より「自分の内側」に正しさを求めます
- 流行や空気に流されにくく、自分の道を歩もうとします
たとえば、多くの人が「これが正しい」と言っていても、ENTPは「本当にそうだろうか?」と問い直します。INFPは「自分の心がどう感じているか」を何よりも大切にします。
つまり、どちらも「自分らしさを守る強い意志」を持っているからこそ、お互いにリスペクトし合える関係になりやすいのです。
納得できるまで考え抜く姿勢
ENTPとINFPには、「とことん考える姿勢」が共通しています。タイプは違っていても、どちらも「なんとなく」で終わらせることが苦手です。
これは、物事に対して真面目で、深く向き合う性格だからです。
- ENTPは「どうしてそうなるのか」を考え続けます
- INFPは「これで本当にいいのか」を心で確かめます
- 自分の答えが見つかるまで、時間がかかっても妥協しません
- 表面だけで判断せず、奥にある意味を知ろうとします
たとえば、ENTPは議論の中で何度も質問を投げかけて、理解を深めようとします。INFPは、自分の気持ちが本当に納得するまで、ゆっくりと考え続けます。
このように、二人とも「自分の中で納得できる答え」を大切にしているため、共感し合いやすいのです。考える角度は違っても、「本気で向き合っている」という点が似ているのです。
ENTP INFP 似てる理由②|理想や夢を語るのが好き
ENTPとINFPが似ていると感じられるもう一つの理由は、どちらも「理想」や「夢」の話をするのが好きで、現実的な話よりも心が動くテーマを大事にしていることです。
ENTPは好奇心が強く、つねに新しいアイデアや挑戦を考えています。「もっとおもしろいことをしたい」「この仕組みを変えたい」といった未来に向けた話を自然と始めることが多く、周囲の人をワクワクさせる存在です。
一方、INFPは理想主義者と言われることもあるほど、「こうありたい」という思いを強く持っています。現実のつらさよりも、「こんなふうに人がやさしくなれたらいいな」「自分はどう生きるべきか」といったテーマに心を動かされます。
つまり、ENTPは行動的な未来志向、INFPは感情的な理想志向ではありますが、どちらも「今よりよくなること」や「こうなったら素敵」という方向に意識が向いています。だからこそ、二人で会話をすると、話がどんどん広がりやすく、お互いに刺激を受ける関係になりやすいのです。
さらに共通しているのは、「現実がどうか」よりも「どうありたいか」に重きを置いている点です。たとえば、現状がうまくいっていなくても、「じゃあどう変えていく?」とポジティブに考えられるのが、この2タイプの魅力。ENTPは発想で、INFPは信念で未来を動かそうとします。
このように、ENTPとINFPは、夢を語ることに対して遠慮がなく、お互いの話に共感しやすいため、話していて心地よさを感じることが多いのです。それが「似てる」と思われる理由のひとつなのです。
未来のビジョンにワクワクする
ENTPもINFPも、「未来をどう生きるか」というテーマに強くひかれるタイプです。現状だけで満足せず、いつも先を見て、ワクワクする気持ちを大切にしています。
この共通点は、ふたりの会話が盛り上がる大きな理由です。
- ENTPは「こんなことをやってみたい」と新しいアイデアを語ります
- INFPは「こういうふうに生きていきたい」と理想を大事にします
- どちらも「今どうか」より「これからどうなりたいか」を重視します
- 現実的な話より、未来の夢や希望に心が動きます
たとえば、ENTPが「いつか自分の企画で人を笑顔にしたい」と言えば、INFPは「その気持ち、すごく素敵だね」と共感します。逆に、INFPが「誰かの心に届く物語を書いてみたい」と語れば、ENTPは「それ、応援したい!」とノリよく返してくれます。
つまり、ふたりとも未来に向かうエネルギーを持っているからこそ、話していて希望がふくらみ、心がつながるのです。
心から信じることに熱くなれる
ENTPとINFPのもうひとつの共通点は、「自分が本当に信じていることにはとことん熱くなれる」というところです。まわりの目を気にするより、自分の気持ちを貫こうとする姿勢が強く見られます。
どちらのタイプも、自分の中に「これだけはゆずれない」という想いを持っています。
- ENTPは「これは絶対に面白い」と感じたことを全力で伝えます
- INFPは「この考えは大事にしたい」と心の中で燃えるような情熱を持ちます
- 表現方法は違っても、どちらも本気になると止まりません
- 誰かのため、社会のため、自分の信念のために力を尽くそうとします
たとえば、ENTPはアイデアに確信を持てば、まわりを巻き込んで実現しようと動きます。INFPは、大切にしている価値観が否定されると、静かにでも強く反論します。
このように、ENTPとINFPは、形は違っても「信じる力」をエネルギーに変えられる点で、心の根っこがよく似ているのです。その姿勢が共感を呼び、お互いをもっと知りたいと思わせてくれます。
ENTP INFP 似てる理由③|人と違う視点を持っている
ENTPとINFPが似ているとされるもう一つの理由は、どちらも「人と違う角度から物ごとを見る力」に優れていることです。これは、常識にとらわれず、自分なりの視点を大切にする姿勢から生まれています。
まずENTPは、「どうしたらもっと良くなるか?」「今までにない考え方はないか?」と、既存の枠にとらわれずに考えるのが得意です。人と同じことをしていても満足せず、どこかに“新しさ”や“意外性”を求める傾向があります。そのため、会話の中でも「そんな見方があるんだ」と驚かれることが少なくありません。
一方、INFPもまた、物事を一般的な枠で捉えることが苦手なタイプです。感情や心の動きを大切にしながら、自分の中で意味を深く考えるクセがあります。「普通はこうだけど、自分はこう感じた」というように、自分だけの視点を育てていくのが特徴です。
このように、ENTPは論理的なひらめきで、INFPは感情的な洞察で、それぞれ独自の視点を持っていますが、「人と違う考え方を恐れない」という点で共通しているのです。だからこそ、お互いの話に対して「その見方おもしろいね」と興味を持ちやすくなります。
また、ふたりとも「ただの正解」には満足しません。たとえば、答えが出ても「なぜそうなるのか」「もっと深く知りたい」と探求しようとする姿勢があります。この探究心もまた、ふたりを近づける大事なポイントです。
結果として、ENTPとINFPは、お互いに「自分と似たニオイがする」と感じることが多く、それが自然な共感や理解につながっていきます。違うように見えて、実はどちらも「人と違うことを考えるのが好き」な仲間なのです。
決まった型におさまらない発想
ENTPもINFPも、「型にはまったやり方」にとらわれず、自分なりの工夫や発想を大切にするところが似ています。これは、どちらも「自由に考えること」を楽しめる性格だからです。
たとえば、
- ENTPは「こうすればもっと面白くなる」と発想を広げるのが得意です
- INFPは「このやり方より、こっちのほうが自分らしい」と直感で動きます
- 二人とも、正解を一つに決めつけられるのが苦手です
- 「みんながそうしているから」といった理由には納得しにくい傾向があります
ENTPは枠にとらわれず、新しい考えを出すことに喜びを感じます。INFPは、まわりと違っていても「自分に正直でいたい」と思う気持ちを優先します。
つまり、ENTPとINFPは、発想の型にしばられず、柔軟に考えられる仲間のような存在です。そのため、「この人の考え方、なんだか心地いい」と感じる場面が多くなります。
感情や直感を大事にする観察力
ENTPとINFPの間には、「人や場の空気をよく観察する力」が共通しています。ただし、それを感じ取る方法に違いがあるのが面白い点です。
たとえば、
- ENTPは、表情や言い方から「相手の気持ちの動き」を読み取ります
- INFPは、言葉にならない雰囲気や空気感から「本音」を感じ取ります
- 二人とも、「感情の変化」や「その場の空気」にとても敏感です
- なんとなくの違和感にも、早く気づけるタイプです
ENTPは、人とのやり取りの中で「この反応は、何かありそうだな」と頭で判断し、INFPは「この空気、ちょっと重たいな」と心で感じます。
つまり、ENTPとINFPは、ちがう角度からでも「感情の流れ」をちゃんと感じ取れる力を持っているのです。だからこそ、相手を傷つけないように配慮したり、深く共感したりする場面が多くなります。
ENTP INFP 似てる理由④|感情に対して敏感
ENTPとINFPは性格の表れ方が異なるように見えますが、どちらも「人の感情に敏感」なところが似ています。この感受性の高さが、お互いの心に自然と共鳴する理由の一つです。
まずENTPは、外向的でテンポよく会話を進める印象がありますが、実は相手の反応や雰囲気をしっかり観察しています。場の空気を読みながら、相手が退屈していないか、傷ついていないかに気を配れるタイプです。感情を表に出すことは少なくても、内心では気遣いをしていることが多いです。
一方、INFPはとても繊細で、人の気持ちの「小さな変化」も見逃しません。相手が少しでも悲しそうにしていれば、その理由を察して寄り添おうとします。また、自分の感情にも敏感で、ちょっとした言葉に深く傷つくこともあります。
このように、ENTPは外から状況を読み取り、INFPは内面から感情を感じ取るという違いはありますが、どちらも「相手の気持ちに気づける」という共通点を持っています。だからこそ、ENTPが場を明るくしようとする姿をINFPが理解でき、INFPが黙っているときにもENTPは「今はそっとしておこう」と気を配れるのです。
さらに、ふたりとも「言葉にされない気持ち」を察するのが得意です。無理に質問せずとも、相手の表情や態度から心を読む力に長けています。こうした繊細なやり取りができる関係は、実はとても貴重です。
まとめると、ENTPもINFPも、表現の仕方は違えど「相手の気持ちを大切にしたい」という思いを持っているため、自然と心の距離が近くなるのです。この感情への敏感さが、「似ている」と感じる大きなポイントになっています。
空気を読む力が高い
ENTPもINFPも、人と関わる場面で「今、どんな雰囲気なのか」を察する力が高いタイプです。言葉にされなくても、相手の様子や場の空気から多くのことを読み取ります。
たとえば、
- ENTPは、相手の反応を見て話題を変える柔軟さを持っています
- INFPは、小さな表情や沈黙の裏にある感情を敏感に感じ取ります
- 両者とも、「今、これを言うべきか」を自然に判断できます
- 相手が緊張しているときは、それをほぐすように接します
ENTPは明るくテンポのよい会話をしながらも、相手の表情や声色に注意を払っています。INFPは、目立たずとも細かな空気の変化に気づき、寄り添おうとするのが特徴です。
つまり、ENTPとINFPは「相手を不快にさせない気づかい」が共通しており、安心できる関係を築きやすい組み合わせです。その空気を読む力が、心地よい時間を生み出してくれます。
共感できる話に心が動く
ENTPとINFPの共通点として、「共感できる話に強くひかれる」という感覚の近さが挙げられます。おもしろいだけの会話よりも、「気持ちがわかる」と思える内容に心が動きます。
具体的には、以下のような共通点があります。
- ENTPは、誰かの体験に自分を重ねて「なるほど!」と感情が動きます
- INFPは、相手の気持ちに深く入り込み「わかるな…」と共鳴します
- お互いに、表面的な話よりも心のこもった話に引き込まれます
- 話の内容だけでなく、話し方やその人の想いに関心を持ちます
ENTPは感情を論理的に理解するのが得意で、INFPは感情そのものを感じるのが得意です。方法は違っていても、どちらも「人の思い」に心を動かされることが多いのです。
だからこそ、ENTPとINFPは「一緒にいて心が動く会話ができる」と感じやすく、深い信頼関係につながりやすくなります。
ENTP INFP 似てる理由⑤|ひとりの時間も大切にする
ENTPは外向的、INFPは内向的という違いがあるにもかかわらず、実はどちらのタイプも「ひとりの時間」をとても大切にしています。これは意外に思われるかもしれませんが、この共通点は二人の相性を深める重要なポイントです。
ENTPは普段、話すことや動き回ることが好きで、にぎやかな印象を持たれがちです。しかし、いつも人と一緒にいたいわけではありません。アイデアをじっくり練るときや、考えを整理したいときには、一人きりの空間で集中する時間が必要になります。外では明るくふるまっていても、内面はとても思慮深いのです。
INFPはもともと内向的な性格で、ひとりで過ごす時間に安心感を覚えるタイプです。静かな場所で本を読んだり、気持ちを文章に書いたりして、自分の世界を大切にしています。人との関わりが嫌いなわけではなく、自分の感情や思考を整えるには、ひとりの時間が欠かせないのです。
このように、ENTPとINFPは「内省する力」を持っており、そのために自分だけの時間が必要だと感じている点が似ています。だからこそ、お互いに「ひとりで過ごしたい時間」を無理に邪魔しようとはしません。それぞれのペースを尊重し合える関係になりやすいのです。
また、ふたりとも「一人の時間=さみしい」ではなく、「自分を深める時間」として前向きにとらえている点も共通しています。ENTPはひとりの時間に新しい発想を得て、INFPはその時間に心を癒します。過ごし方は違っても、意味のある時間として受け止めているのです。
まとめると、ENTPもINFPも、にぎやかに見えて実は「ひとりの時間」をとても大事にしており、その価値観が似ているからこそ、無理なく付き合えるのです。この距離感の心地よさが、ふたりの関係をやさしく支えてくれます。
自分の中で気持ちを整理する
ENTPとINFPには、表に見える性格とはちがう内面の「整理する力」があります。にぎやかに見えるENTPも、おだやかなINFPも、自分の中でじっくり気持ちを整える時間を大切にしています。
ふたりの共通点は以下のとおりです。
- ENTPは人と話したあと、あとから「本当はどう感じていたか」を振り返ります
- INFPは感情をその場で出すよりも、あとでゆっくりと考えることが多いです
- どちらも、気持ちを紙に書いたり、頭の中で静かにまとめようとします
- 一時的な感情では動かず、整理された気持ちをもとに行動します
たとえば、ENTPはその場では明るくふるまっていても、帰り道に「自分は何を伝えたかったのか」を考えています。INFPは、自分の感情に言葉が追いつくまで時間がかかることもあります。
このように、ENTPとINFPは「自分の気持ちと丁寧に向き合う力」が似ており、お互いに無理せず自然体で関われる関係になりやすいのです。
ひとりでいることが悪くないと思える
ENTPは外向的、INFPは内向的。このように見られがちですが、ふたりとも「ひとりの時間」にポジティブな意味を感じています。この感覚の近さが、似ていると思われる理由の一つです。
共通しているのは以下のような点です。
- ENTPは、ひとりになることでアイデアを深める時間を持ちます
- INFPは、静かな環境で心を整えることに安心を感じます
- 両者とも、「ひとり=さみしい」ではなく、「大事な時間」と受けとめます
- ひとりの時間があるからこそ、人との関係も大切にできると考えています
たとえば、ENTPは人と盛り上がった後、ひとりで振り返る時間に充実感を覚えます。INFPは静かな場所で本を読んだり、自分の気持ちを見つめる時間が何より落ち着くのです。
つまり、ENTPとINFPはどちらも「ひとりでいること」に肯定的で、それを自然に理解し合える関係性が築きやすいのです。お互いに無理せず、自分のペースを尊重できる相手と言えるでしょう。
ENTP INFP 似てる理由⑥|人との深いつながりを求める
ENTPとINFPが「似ている」と感じられる理由のひとつに、どちらも人との表面的なつき合いよりも、心の通った深いつながりを大切にする性格であることがあげられます。にぎやかに見えるENTPも、おだやかなINFPも、実は人間関係に対してとても真剣なのです。
ENTPは外向的で話し上手なため、多くの人と気軽につながれる印象がありますが、その中でも「本音で話せる相手」を見極めています。ただの世間話や社交辞令ではなく、価値観や考え方を共有できる人との会話に心が動くタイプです。「この人とは深い話ができる」と感じると、より信頼を寄せて本音で関わろうとします。
INFPは、もともと人見知りな傾向がありますが、それは「本当にわかり合える人」とだけつながっていたいと思っているからです。表面的な付き合いを好まず、誠実で心を許せる相手を大切にします。いったん信頼できると感じた相手には、強い思いやりを持って接し、深い絆を築こうとするのが特徴です。
このように、ENTPもINFPも「数より質」を大事にする対人関係のスタイルを持っており、自分の内面を安心して見せられる相手とのつながりを求めているという点で似ています。だからこそ、ふたりが出会ったとき、「この人なら本音で話せそう」と感じやすくなるのです。
また、どちらのタイプも、相手を理解しようとする気持ちが強いため、時間をかけて少しずつ関係を深めていくことに抵抗がありません。「早く仲良くなる」よりも、「確実に心が通じ合うこと」を大事にします。その姿勢も、お互いにとって安心材料になります。
まとめると、ENTPとINFPは、違う性格を持ちながらも、「本音の関係」を大切にする気持ちが通じているため、自然と信頼し合える関係になりやすいのです。この心の深さこそが、二人が「似ている」と感じる理由のひとつでしょう。
浅い付き合いより深い絆
ENTPとINFPには、「数より質」を大切にする人間関係の価値観が共通しています。広く浅く関わるよりも、心から信頼できる人との絆を深めたいと考えるタイプです。
ふたりに見られる共通点には、次のようなものがあります。
- ENTPは多くの人と話せますが、心から通じ合える相手を大切にします
- INFPは関わる人を選び、安心できる関係をじっくり育てます
- 両者とも、表面的な会話では満たされません
- 深くつながれる関係に価値を感じ、時間をかけて信頼を築こうとします
たとえば、ENTPは場を盛り上げることができる一方で、「この人とはもっと深い話ができそう」と感じたときにこそ、真剣な関わりを望みます。INFPも、理解してくれそうな人にだけ自分を開いていきます。
つまり、ENTPとINFPは「表面的な付き合いでは物足りない」と感じる気持ちが共通しており、その深さが似ていると感じさせるポイントなのです。
本音で話せる相手を求める
ENTPとINFPは、「気をつかわずに自分の気持ちを出せる相手」を強く求める性格です。どちらも、心を開けない相手とは自然と距離を置く傾向があります。
以下のような特徴が、ふたりに共通しています。
- ENTPは本音でぶつかれる相手にこそ、信頼を寄せます
- INFPは自分の気持ちを大事に扱ってくれる人にしか心を開きません
- 無理に合わせたり、本心を隠したりする関係に疲れやすいです
- 気持ちを共有できる安心感があると、一気に距離が縮まります
たとえば、ENTPは軽い話だけの関係では満足せず、自分の考えを真剣に受け止めてくれる相手を求めます。INFPはやさしいだけでなく、「ちゃんと理解してくれる人」でないと、本当の自分を見せられません。
このように、ENTPとINFPは「本音で語り合えること」に重きを置く点で共通しており、その姿勢が似ているからこそ、深い信頼関係を築きやすいのです。
ENTP INFP 似てる理由⑦|自由を愛し、縛られるのが苦手
ENTPとINFPが似ているもう一つの理由は、どちらも「自由」を大切にし、ルールや縛りに対して強い抵抗感を持っているところです。この感覚の一致が、ふたりにとって心地よい関係をつくる土台になります。
ENTPは、好奇心旺盛で新しいことに挑戦するのが好きなタイプです。決められたやり方や型にはまるより、自分で考えて工夫したり、柔軟に動ける環境を好みます。「これはこうするべき」と押しつけられると、たとえ正しくても反発したくなる性質があります。そのため、制限の多い場面ではストレスを感じやすい傾向があります。
一方、INFPもまた、心の中に自分なりの大切なルールを持っていて、それを壊されたくないという思いがあります。自分の価値観に反する行動を無理に求められると、静かに距離を置いてしまうこともあります。外から見えづらいですが、内面では「自分らしくいられるかどうか」をとても重視しているのです。
このように、ENTPは外からの制限に、INFPは内からの違和感に対して敏感で、「自分のやり方で自由に生きたい」という気持ちが共通しているのです。だからこそ、ふたりはお互いに「相手をコントロールしない」「自由を尊重する」関係を築きやすくなります。
また、「自由でいたい」と思っている人どうしは、無理に一緒にいなくても信頼関係が崩れにくいという特徴があります。ENTPもINFPも、相手が自分の時間を大切にしていることを理解し合えるため、べったりしなくても自然な距離感でつながっていられるのです。
まとめると、ENTPとINFPは、自由を守るためのスタンスや考え方が似ているからこそ、互いの「そのままでいいよ」という姿勢に安心感を覚えるのです。この価値観の一致が、「似てるね」と思われる大きな理由のひとつになっています。
自分のやり方にこだわる
ENTPとINFPが「似ている」と言われる理由のひとつに、どちらも「自分のやり方」を大切にしているという共通点があります。まわりのやり方を参考にしながらも、最終的には「自分で決めたい」という気持ちが強いのです。
たとえば、
- ENTPは、「こうした方が面白くなる」と考えて自分で工夫します
- INFPは、「この方が自分らしくいられる」と感じる方法を選びます
- 両者とも、ただ指示されたとおりに動くのは苦手です
- 自分なりのペースや考え方を持ち、それに合った行動をとります
ENTPは、新しいアイデアを試す自由があることで力を発揮できます。INFPは、自分の気持ちに正直でいられる方法で取り組むことで安心感を持てます。
つまり、ENTPとINFPは「自分らしさを大切にしたい」という意識が強く、やり方にこだわる姿勢がよく似ているのです。そのため、お互いに自由なスタイルを尊重しやすい関係になれます。
押しつけられると反発したくなる
ENTPとINFPには、誰かに強く何かを押しつけられると、心の中で反発してしまう傾向があります。自分の意思や考えを持っているからこそ、「こうしなさい」と決められると、かえって動きたくなくなるのです。
このような反応には、次のような共通点が見られます。
- ENTPは理由のない命令に対して、「納得できない」と感じやすいです
- INFPは自分の気持ちを無視されると、静かに距離を取ります
- どちらも「自由な選択肢」があることを重視します
- 強制されると、かえってやる気をなくしてしまいます
たとえば、ENTPは「なんでこれをやらなきゃいけないの?」と疑問を持ちます。INFPは、「それって自分の気持ちを無視してない?」と内心で違和感を覚えます。
このように、ENTPもINFPも「心から納得したい」という想いがあるからこそ、押しつけには敏感になります。だからこそ、お互いに干渉しすぎず、自由を尊重し合える関係が築けるのです。
ENTP INFP 似てるけれど違う点とは?
ここまで「ENTP INFP 似てる理由」を7つご紹介してきましたが、当然ながらこのふたりには「決定的に違う部分」もあります。似ているからこそ仲良くなれる一方で、違いを理解しておかないと、すれ違いや誤解が生まれてしまうこともあるのです。
まず大きな違いは、エネルギーの向きです。ENTPは外向的で、人と話すことや刺激的な体験から元気をもらいます。一方、INFPは内向的で、一人で落ち着いた時間を持つことでエネルギーを回復します。ENTPが「いろんな人と話して情報を広げたい」と感じる場面で、INFPは「静かに自分の世界に戻りたい」と感じていることがあります。
また、意思決定のスタイルにも違いがあります。ENTPは論理的で、できるだけ客観的な理由をもとに判断しようとします。素早く決めて次に進むのが得意です。一方INFPは、感情や直感をとても大切にし、「これが自分にとってしっくりくるかどうか」をじっくり考える傾向があります。このため、ENTPはINFPの慎重さにもどかしさを感じることがあり、INFPはENTPのスピードに不安を覚えることもあります。
とはいえ、このような違いは、互いに補い合える関係でもあるということです。ENTPはINFPのやさしさや丁寧さに学び、INFPはENTPの行動力やアイデアに刺激を受けます。大切なのは、違いを否定せずに受け入れ、「そういう考え方もあるんだ」と理解し合う姿勢です。
まとめると、ENTPとINFPは「価値観が似ているけれど、行動パターンが違う」関係性だと言えます。だからこそ、深くつながりやすく、お互いの個性を尊重することで、とてもバランスのよい関係が築けるのです。
行動重視のENTPと慎重派のINFP
ENTPとINFPが「似ている」と言われながらも、大きく違うのが「行動のスピード感」です。ENTPはすぐに動くタイプ、INFPはじっくり考えてから動くタイプといった対照的な特徴があります。
この違いは、以下のように表れます。
- ENTPは「まずやってみよう」と思い立ったらすぐに動きます
- INFPは「本当にこれでいいのか」と心の中で確かめてから進みます
- ENTPは失敗してもそこから学べると考えます
- INFPは失敗をなるべく避けたいという気持ちが強めです
たとえば、ENTPはチャンスが来たら「とりあえず試そう」と前に出ます。INFPは同じ状況で、「もう少し考えたい」と感じることが多いです。
つまり、ENTPは行動を優先し、INFPは納得を優先するという違いがあるからこそ、お互いに刺激を与え合える関係になれるのです。急かさず、待たせすぎず、ちょうどいい距離感が大切になります。
外向的エネルギーと内向的エネルギーの違い
ENTPとINFPが違うもうひとつの大きなポイントは、エネルギーの向かう先が正反対であることです。ENTPは外に向かい、INFPは内に向かうことで力をためていきます。
この性質の違いは、次のように表れます。
- ENTPは人と話すことで気分が高まり、元気になります
- INFPはひとりの時間に心が落ち着き、エネルギーがたまります
- ENTPは刺激が多いほどアイデアがあふれやすくなります
- INFPは静かな環境のほうが本領を発揮できます
たとえば、ENTPはイベントや会議など、にぎやかな場所にいると生き生きします。INFPは、そういった場が続くと疲れてしまい、ひとりの時間で気持ちを整えたくなります。
このように、ENTPとINFPは、外向性と内向性のちがいが明確ですが、それを知っておくことで「なぜ疲れるのか」「どう休むのか」を理解し合えるようになります。それぞれのペースを認め合うことが、良い関係をつくるコツです。
読書処方箋|ENTPとINFPに効くKU本3冊
ENTPとINFPは、価値観や共感力に似たところが多く、心の深い部分でつながりやすい関係です。
ですが、行動パターンや外との関わり方には違いもあり、すれ違いやモヤモヤを抱える場面も少なくありません。
そんなときは、本の力を借りて「自分と相手のちがい」にやさしく目を向けてみるのがおすすめです。
この章では、ENTPとINFPどちらにも効く、Kindle Unlimitedで読める実用書を3冊ご紹介します。
考え方を整理し、心が落ち着く読書体験をお届けします。
『感情的にならない気持ちの整理術』和田秀樹
ENTPは瞬時の判断で言葉が鋭くなりがち、INFPは小さな一言に深く傷つく傾向があります。
この本では、そんな“心の動き”を整えるヒントがたくさん紹介されています。
▼この本で得られる気づき
- イライラや落ち込みの正体をやさしく解説
- 気持ちが乱れたときの具体的な対処法
- 相手と自分の「反応の差」を理解できる視点
ENTPには「すぐに言い返す前に、一呼吸おくコツ」を。
INFPには「感情に引きずられない距離のとり方」を。
どちらのタイプも、心のしくみを知ることで、人と自分にやさしくなれる一冊です。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平
ENTPは多才で目移りしやすく、INFPは「本当にやりたいこと」を探して迷いやすい。
そんなふたりにぴったりなのがこの一冊です。
▼この本で得られる気づき
- 「好き」「得意」「大事にしたいこと」の3方向から自己理解
- 無理に行動せず「感情ベース」で進める方法
- 人と比べず、自分の人生に集中する考え方
ENTPは思いつきで動きがちですが、この本を読むことで「軸」が見えてきます。
INFPは「正解を探す」から「自分の中にある答えに気づく」へと変われるはずです。
ENTPの行動力×INFPの信念をうまく組み合わせたい人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
『反応しない練習』草薙龍瞬
ENTPもINFPも、感情のゆれや人の言葉に強く影響を受けるタイプ。
この本では、仏教の考え方をベースに、心が静かになる習慣をわかりやすく解説しています。
▼この本で得られる気づき
- つい反応してしまう自分への理解と手放し方
- 他人の言葉に振り回されない心の習慣
- 「気にしない」ができるようになる考え方
ENTPには、反応の早さからくるトラブルを防ぐヒントが。
INFPには、心に入りすぎた言葉を「流す」コツが身につきます。
どちらのタイプも、反応ではなく“意図して選ぶ”心のゆとりを持てるようになるでしょう。
📘今回ご紹介した3冊は、すべて「Kindle Unlimited」に対応本です。
初回30日間は無料でお試しいただけますので、気になる本があればすぐに読めます。
👉Kindle Unlimitedを試してみる(Amazon公式)
まとめ|ENTPとINFP、似ているからこそ響き合える
ENTPとINFPは、表面的な性格や行動はちがって見えますが、内面には驚くほど多くの共通点があります。自分の考えを大切にし、理想に向かって動きたいという気持ちや、相手との深いつながりを求める姿勢など、根本的な価値観が似ているのです。違いがあるからこそ学び合い、似ている部分があるからこそ共感できる──。この関係性は、単なる相性以上の「心の響き合い」を生む可能性を秘めています。ぜひ今回の7つの視点をもとに、身近なENTP・INFPとの関係を見つめ直してみてください。
🔗あわせて読みたい関連記事
ENTPやINFPの性格や相性について、もっと深く知りたい方へ。今回の記事とあわせて読むと、さらに理解が深まります。