「ENTPって、なんで仕事がうまくいかないんだろう…」と悩んだことはありませんか?
実は、ENTPが「仕事できない」と感じやすいのには理由があります。
本記事では、ENTPタイプの特徴から見た“つまずきやすいポイント”と“その対策”を紹介。
また、自分らしく働ける仕事のヒントや、気持ちがラクになる考え方もお届けします。
ENTP 仕事できないと言われる理由とは?
ENTPは考えるのが好きすぎる
ENTPタイプの方は、「アイデアを出すのが得意」と言われます。実際、何かを思いつくスピードや発想力はピカイチです。けれども、それが仕事でうまくいかない理由になることもあります。
なぜなら、考えすぎるあまり「行動にうつすのが遅くなる」からです。
たとえば、
- 新しいやり方ばかり考えて、手が止まってしまう
- 次々に思いつくため、ひとつに決められない
- 他の人に説明しようとしても、伝わりにくい
というように、「思いつきが多すぎること」が逆にじゃまになってしまうこともあるのです。
アイデアを出すことはすばらしいことです。しかし、「すぐにやってみる」ことができないと、「仕事が進まない人」と思われやすくなります。
ENTPはすぐにあきてしまう
ENTPタイプは、変化があることや新しいことにワクワクします。その反面、同じことのくり返しや、決まった流れの仕事には、すぐにあきてしまう傾向があります。
これは決して悪いことではありませんが、仕事では「同じ作業をコツコツ続ける」ことも必要です。そのため、次のような場面で「仕事ができない」と見られることがあります。
- 単純作業になると集中力が切れてしまう
- 最初は意欲的でも、途中でやる気がなくなる
- 仕事の途中で別のことに気が向いてしまう
このような傾向があると、職場では「投げ出しがち」と思われやすくなります。
けれども本当は、やる気がないのではなく「ワクワクが感じられないだけ」なのです。自分にとって意味があると感じられる工夫をすることで、あきずに続けることもできます。
ENTPは細かい作業がにがて
ENTPの人は、大きな視点で物ごとをとらえるのが得意です。けれども、そのぶん細かい作業や注意深さが必要な仕事には苦手意識を持つことが多いです。
具体的には、次のような場面でつまずきやすくなります。
- 書類の数字を間違えてしまう
- 名前や日付などのチェックを見落とす
- 地道な作業にいら立ちを感じる
このように、細かなミスや抜けがあると、「仕事が雑」と思われてしまうことがあります。
ですが、苦手な作業を無理に完ぺきにこなそうとするよりも、
- チェックリストを使う
- 得意な人に確認をお願いする
- ミスが出にくいやり方を工夫する
といった対策で、仕事の正確さを高めることができます。
ENTPは人の意見を聞かないことも
ENTPは、自分の考えをしっかり持っていて、それをはっきりと伝えることができます。これは大きな強みです。しかし、相手の話を最後まで聞かずに自分の意見を通してしまうこともあります。
その結果、
- 指示をきちんと聞かずに違うことをする
- アドバイスを「口出し」と受け取ってしまう
- チームの中で浮いてしまう
というようなことが起こりやすくなります。
自分の考えに自信があるのは悪いことではありません。ただし、仕事では「聞くこと」も同じくらい大切です。
まずは相手の話を最後まで聞いてから、自分の意見を伝えるだけで、周りとの関係がぐっと良くなります。
ENTPは自由すぎてルールに合わない
自由な発想ができるENTPにとって、「ルールにしばられること」はとても息苦しく感じることがあります。職場では、決まった手順やマニュアルにしたがう必要があるため、それがストレスになることも。
たとえば、
- 自分なりのやり方を試して注意される
- 決まりごとが多すぎてやる気が下がる
- 周囲から「わがまま」と思われる
というようなことが起きる場合があります。
しかしこれは、「ルールに反発している」のではなく、「もっとよい方法がある」と考えているからこそなのです。
自分の意見を押し通すのではなく、「なぜそのルールがあるのか」を知るようにすると、納得しやすくなりますし、信頼も得やすくなります。
ENTP 仕事できない状態をどう直す?
アイデアを行動にうつすくふう
ENTPの方は、たくさんのアイデアを思いつきますが、実際に行動にうつすことがむずかしいと感じることがあります。けれども、ちょっとしたくふうで「動ける自分」に変わることができます。
たとえば、
- 思いついたらすぐにメモを取る
- 1つだけでもいいから今日やることを決める
- まず3分だけ手を動かしてみる
このように、「小さく始める」ことを意識するだけで、行動へのハードルがぐっと下がります。
考えてばかりで止まってしまうより、「まずやってみる」ことが、仕事で信頼される第一歩になります。
小さな目標を毎日決める
大きな目標や夢を持っているENTPさんは多いです。しかし、「今日は何をするか」がはっきりしないと、気がつけば一日が終わっていた、ということもあります。
そこでおすすめなのが、「小さな目標を毎日ひとつ決める」方法です。
たとえば、
- 今日中にメールを3通返す
- 1つの書類だけは終わらせる
- 10分だけでも作業に集中する
というように、かんたんで小さなゴールを決めると、気持ちが前向きになります。
目標を小さくすることで「すぐに達成できる」という感覚が生まれ、自然と行動力が上がります。
つまらない作業は時間でしばる
ENTPタイプは、「おもしろくない」と感じる作業がとても苦手です。けれども仕事では、どうしても単調なことをこなさなければならない場面があります。
そんなときは、「時間でしばる」ことがとても効果的です。
具体的には、
- タイマーを10分にセットして取りかかる
- 作業が終わったらおやつタイムにする
- 午前と午後に分けて、短くやる
といった工夫で、「終わりが見える」と集中しやすくなります。
長い時間がまんするより、「ここだけがんばる」と決めたほうが、気持ちもラクになります。
自分の自由さを活かせる仕事を選ぶ
ENTPがもっとも力を発揮できるのは、「自由に動ける環境」です。もしも今の仕事でその自由さがまったくないなら、「自分に合った働き方」を見直すチャンスかもしれません。
たとえば、
- 決まりきった作業ばかりで苦しい
- 発言しても聞いてもらえない
- 自分らしさが出せず、やる気が出ない
という状態なら、働く場所や内容を変えることもひとつの選択です。
全員が同じように働く必要はありません。「自分に合った形」で活きることで、仕事の成果もついてきます。
まわりの人と話しながら動く
ENTPは「一人でじっとしているより、話しながら進める方が力を出しやすい」タイプです。もし仕事が手につかないと感じたら、だれかと話してみるのが良い方法です。
たとえば、
- 先に「これやるよ!」と口に出しておく
- 同僚と一緒にやる時間を作る
- わからないことはすぐ聞く
こういったスタイルにすることで、エネルギーが湧き、行動につながりやすくなります。
「しゃべってばかり」と思われないように注意は必要ですが、言葉にすることで気持ちの整理ができるのも、ENTPの強みです。
やることをしぼってみる
ENTPは「これもやりたい、あれも気になる」と思うことが多く、気がつくとあちこち手を出してしまいがちです。けれども、やることが多すぎると逆にすべてが中途半端になってしまいます。
そこで必要なのが、「しぼる」ことです。
方法としては、
- 今週はこれ1つだけをがんばる
- やらないことをあえて決めておく
- 一度にやる数を3つまでにする
というように、意識的に「選ぶ力」を持つことで、エネルギーがうまく集中します。
たくさん手を出すより、「これだけはやる」と決めた方が、結果として信頼されやすくなります。
ENTP 仕事できない時の向いてる仕事とは?
アイデアが役に立つ仕事
ENTPの強みは、なんといっても「ひらめき」と「発想力」です。考える力を活かせる仕事では、びっくりするほど成果を出せるタイプです。
たとえば、
- 商品のアイデアを考える仕事(企画、開発など)
- 人を楽しませる仕事(イベント、広報など)
- 問題を解決する仕事(コンサル、アドバイス系)
このように、「新しいことを考える役目」がある仕事では、ENTPはとても生き生きと働けます。
逆に、同じことのくり返しや、考える余地がない仕事では力を発揮しづらいです。自分の得意な場面に出ることで、仕事できないと感じる悩みも小さくなっていきます。
人との会話が多い仕事
ENTPの方は、話すことが大好きで、人といると元気になります。そのため「会話」が多い仕事では、自然と力を発揮しやすくなります。
たとえば、
- 接客や営業など、お客さんと話す仕事
- チームで進めるプロジェクト型の仕事
- 相手の話を聞いてアドバイスする仕事
こういった場面では、ENTPの「軽やかな会話力」がとても役に立ちます。
逆に、ずっと一人で作業する仕事や、話す機会が少ない仕事ではストレスを感じやすくなります。会話を通じてエネルギーを回復できる環境を選ぶのがポイントです。
自由に動ける仕事
ENTPにとって「自由」はとても大切です。決まりきった場所や時間の中で働くより、自分のペースで自由に動ける仕事の方が、集中力もやる気も上がります。
たとえば、
- フリーランスや在宅での働き方
- 自分のアイデアを形にする仕事(起業など)
- 時間や手順を自分で決められる仕事
このような環境なら、「やらされる仕事」ではなく「自分がやる仕事」として取り組めるので、パフォーマンスも高くなります。
自分の特性を理解し、無理なく働けるスタイルを見つけることが大切です。
毎日ちがうことをやる仕事
ENTPは「変化」が大好物です。毎日同じことをするより、「今日はこれ!」「明日はあれ!」といったように、変化があるほうが集中できます。
たとえば、
- 日替わりで内容が変わる現場仕事
- 複数の仕事を同時に進める役割
- 人ごとに対応が変わるカウンセリングや教育
こうした仕事では、ENTPの「順応力」と「ひらめき」が活きてきます。
ルールにしばられず、日々の変化を楽しめる仕事を選ぶことで、「仕事できない」と感じる場面がグッと減ります。
ENTP 仕事できないと落ちこむあなたへ
向いていないだけでダメじゃない
「仕事ができない」と感じると、自分を責めてしまうこともあります。けれども、ENTPのあなたは決して「ダメな人」ではありません。
ただ、「今の仕事が向いていない」だけのことです。
・他の人が得意なことが、あなたにとって苦手なだけ
・あなたの得意なことは、他の人が苦手なことかもしれません
・全員が同じように働く必要はありません
そう考えると、少しだけ気持ちが軽くなりませんか? 「今の場所に合っていない」だけなら、新しい場所を探せばいいのです。
考えすぎず、まずは動いてみよう
ENTPの方は、「考えすぎて動けない」ということがよくあります。頭の中で完ぺきな計画を立てようとして、逆に手が止まってしまうのです。
そんなときは、「まず3分だけ動く」ことを意識してみてください。
・考えがまとまってなくても、とりあえず始める
・失敗しても大丈夫、やり直せばいい
・手を動かすことで気持ちも前向きになる
動き出してしまえば、あとは流れにのれるのがENTPの強みです。考えすぎたときこそ、少しだけでも動いてみてくださいね。
ENTPの強みを仕事に活かそう
あなたには、ほかの人にはない強みがあります。
- 人をひきつける話し方
- 次々とわいてくるひらめき
- 変化を楽しむ力
- 型にはまらない自由な心
これらの力は、正しく活かせば大きな武器になります。
「仕事ができない」ではなく、「力の出し方がわからなかっただけ」。そんなふうに考えて、自分の強みを大切にしていきましょう。
ENTP 仕事できない理由と対策まとめ
ENTPが仕事でつまずきやすいのは、「能力がないから」ではありません。
むしろ、能力があるからこそ、環境ややり方に合わないときに力を発揮できなくなってしまうのです。
この記事のポイントをまとめます。
- ENTPが仕事できないと感じるのは、考えすぎ・あきっぽさ・自由さなどの特性が原因
- 対策として、小さな目標や時間しばりなどのくふうが有効
- 自由に動けて、会話や変化が多い仕事に向いている
- 自分を責める必要はなく、向いている場所を選べば力は発揮できる
自分を変えるのではなく、「自分のままで活きられる場所」を探すことが、ENTPにとっていちばんの近道です。
あなたらしさを大切に、前に進んでくださいね。