明るく社交的なESFPと、内向的で思慮深いINFP。正反対のように見えるふたりは、恋愛や友情でどんな関係になるのでしょうか?
価値観のズレや感情の伝え方の違いから、すれ違いを感じる場面も少なくありません。
この記事では、ESFPとINFPの相性がうまくいかない理由や改善のヒントを、7つの視点からわかりやすく解説します。
ふたりの関係をより良くするための気づきが、きっと見つかるはずです。
ESFP INFP 相性の前提|性格の違いと惹かれやすさ
ESFPとINFPは、正反対の性格を持つことで知られています。ESFPは明るくて元気、誰とでもすぐに打ち解けるタイプです。一方、INFPは物静かで、ゆっくりと人との距離を縮めたいと考える人です。この違いは、一見すると合わなそうに見えますが、最初のうちは逆に強く惹かれ合うことがよくあります。
なぜなら、ESFPのにぎやかさは、INFPにとって新鮮で刺激になります。また、INFPの静かな優しさは、ESFPにとって癒しのように感じられるのです。つまり、足りない部分をお互いに補えるような関係として、恋愛の入り口はとても魅力的に映るのです。
ですが、関係が深まるにつれて、「どうしてこうも考え方が違うのだろう」と戸惑う場面も増えていきます。たとえば、INFPが沈黙しているとき、ESFPは「怒ってるのかな?」と不安に思うことがありますし、逆にESFPの元気さにINFPが疲れてしまうことも。
大切なのは、性格の違いを「合わない」と決めつけずに、「違っていても仲良くなれる方法」を見つけることです。お互いの良さを知り、思いやることで、恋愛も友情も続いていきます。
ESFPとINFPの基本的な性格のちがい
ESFPとINFPの相性を知るには、それぞれの性格の特徴を理解することが大切です。
性格が違うからこそ惹かれ合うこともありますが、ちがいを知らないままではすれ違いも生まれやすくなります。
ESFPの特徴:
- 明るくて元気
- その場を楽しむのが得意
- 思ったことをすぐに話す
- 人と関わるのが好き
INFPの特徴:
- 静かでおだやか
- 自分の内面を大事にする
- 感情を言葉にするのが苦手
- 一人の時間が必要
このように、ESFPは「外に向かう性格」、INFPは「内に向かう性格」といえます。
性格の傾向をおさえておくことで、相手の行動に対して「そういうものなんだ」と受け止めやすくなります。
最初は惹かれやすい理由とは
ESFPとINFPは、出会ったばかりのころに強く惹かれ合うことがよくあります。
その理由は、お互いが「自分にないものを持っている」と感じるからです。
たとえば…
- INFPから見たESFP:「明るくてまぶしい」「一緒にいると元気になれる」
- ESFPから見たINFP:「落ち着いていて安心する」「話をよく聞いてくれる」
このように、性格が正反対であるほど、「新鮮だな」「面白いな」と思いやすいのです。
ただし、時間がたつとこの“ちがい”がストレスに変わることもあります。
だからこそ、「惹かれた理由」と「そのちがい」をしっかり理解しておくことが大切です。
相性①|ESFPの明るさにINFPが疲れることも
ESFPは、いつも笑顔で元気な印象を持つタイプです。まわりを楽しませることが好きで、にぎやかな場にいるとイキイキします。恋人にも「もっと一緒に楽しもうよ」と積極的に声をかける傾向があります。
一方、INFPは、人と話す時間よりも、一人で考えたり静かに過ごしたりする時間を大切にします。もちろん楽しいことが嫌いなわけではありませんが、あまりに長い時間騒がしい場にいると、心が疲れてしまうのです。
このような違いがあると、恋愛関係になったときにすれ違いが起こりやすくなります。ESFPは「もっと一緒にいたいのに」と思い、INFPは「少し休みたい」と感じます。その気持ちの差をうまく伝えられないと、「なんで距離をとるの?」という誤解が生まれてしまうのです。
ふたりがうまくやっていくためには、ESFPはINFPに対して「静かに過ごす時間も必要なんだな」と理解することが大切です。また、INFPも「一緒に楽しもうという気持ちはうれしいな」と受けとめることで、バランスが取れてきます。
お互いのペースを知り、合わせようとすることが、すれ違いを防ぐ一歩になります。
ESFPのテンションについていけないINFP
ESFPは明るくて元気があり、人と話すことが大好きです。
対してINFPは、にぎやかな空間よりも静かな場所で安心するタイプです。
そのため、恋愛関係になったときにこうしたズレが見えてくることがあります。
INFPが感じやすいしんどさ:
- 会話が多すぎて疲れてしまう
- 相手のテンションについていけない
- 自分の静かな時間がとれない
最初は楽しくても、INFPの心の中では「少し一人になりたい…」と感じることが増えてしまいます。
ESFPは悪気なく「もっと話そうよ」と言っているつもりでも、INFPにとってはそれがプレッシャーに感じられるのです。
無理に合わせるのではなく、「ちょっと休みたい」と伝えることで、お互いが心地よい距離感を見つけやすくなります。
静かに過ごしたいINFPとのすれ違い
INFPは、にぎやかよりも「静かな安心感」を大事にします。
そのため、恋愛中に「今日は一人でゆっくりしたいな」と思うことも少なくありません。
ですが、ESFPは相手と一緒に過ごすことで愛情を感じるタイプです。
INFPが少し距離を取ろうとすると、「なんで会ってくれないの?」「避けられてる?」と不安になることがあります。
よくあるすれ違いの例:
- INFP:疲れているから休みたい
- ESFP:「会いたくないのかな?」と心配になる
このズレは、お互いの「愛情表現のちがい」からくるものです。
ESFPにとっての思いやりは“近くにいること”、INFPにとっては“ひとりの時間を大事にすること”なのです。
どちらも悪くはありません。
大切なのは、「わたしは今こうしたい」とやさしく伝えることです。
相性②|INFPの深読みがESFPに伝わらない
INFPは、相手の言葉や態度の「裏」にある気持ちを読み取ろうとするタイプです。ちょっとした表情や沈黙にも意味があると考え、自分の中で考えすぎてしまうこともあります。恋愛においても、「あのときの一言はどういう意味だったのかな」とずっと考えてしまうことがあります。
対して、ESFPは目の前のことを素直に楽しむ性格で、深く考えすぎることは少ないです。思ったことはそのまま言葉にし、裏表がないぶん、駆け引きなども苦手です。だからこそ、INFPが抱えている不安やモヤモヤに気づきにくいのです。
たとえば、INFPが傷ついて黙っていても、ESFPは「なんでもないんだろう」と受け取ってしまうことがあります。すると、INFP側は「気づいてくれないんだ…」と悲しくなり、心の距離が広がってしまうのです。
ですが、これは「思いやりがない」ということではありません。ただ、感情の受けとり方が違うだけなのです。ふたりがすれ違わずに仲良くするためには、INFPは「こう感じたよ」と小さな気持ちでも言葉にすることが大切です。また、ESFPも「もしかして何かあったのかな」と少しだけ立ち止まって考えてみることが、関係を深めるきっかけになります。
INFPが考えすぎてしまう場面
INFPは、相手のちょっとした言葉や態度を深く考えがちです。
「本当にそう思っているのかな?」「もしかして怒ってる?」と、無意識に気にしてしまうことがあります。
とくに、恋愛ではその傾向が強くなります。
INFPが考え込んでしまうきっかけ:
- 相手が返事をしない時間が長いとき
- 笑っていたのに急に真顔になったとき
- 「平気だよ」と言われたときの裏を探ってしまう
こういった深読みは、ESFPのようにあまり考えこまないタイプには伝わりにくいです。
その結果、INFPだけがモヤモヤして「どうしよう…」と不安を抱えることになります。
解決のためには、「これってどういう意味?」と素直に聞いてみることが大切です。
相手の言葉を信じ、安心できる時間を増やしていきましょう。
ESFPが気づけない感情の変化
ESFPは、相手の気持ちを「言ってくれたこと」から受け取ろうとします。
そのため、INFPが黙っていたり表情を変えなかったりすると、感情に気づけないことがあります。
たとえば…
- INFPが「本当はさみしい」と思っていても、顔には出さない
- ESFPは「大丈夫そうだね」と判断してしまう
- 結果として、INFPが「気づいてくれない」と悲しくなる
これは、ESFPに悪気があるわけではありません。
ただ、「言葉にしない感情」に気づくのが少し苦手なだけなのです。
INFPが「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまう気持ちも、理解できます。
でも、わかり合うには「小さくても言葉にする」ことが必要です。
気づいてもらえなかったら「私はこう感じてるよ」と伝える勇気が、ふたりの距離を縮めるカギになります。
相性③|感情の伝え方がまったく違う
ESFPとINFPでは、感情を伝えるスタイルがかなり異なります。ESFPは、感じたことをすぐに言葉にして表現します。「嬉しい!」「びっくりした!」など、その場の気持ちをストレートに伝えるのが得意です。周りに自分の気持ちをわかってほしいという思いも強く持っています。
一方で、INFPは心の中でじっくりと感情をかみしめるタイプです。「こんなことを言ったら嫌われるかも…」と考えてしまい、つい本音を隠してしまうことも。だから、恋人に対しても言いたいことを我慢しがちです。
この伝え方の違いが、恋愛中に大きなズレを生むことがあります。ESFPは「何を考えてるのかわからない」と感じ、INFPは「うるさいな…少し落ち着いて話したい」と思ってしまうのです。
うまく付き合っていくには、INFPは「今は少し疲れているから話せない」など、無理のない範囲で伝えてみることが大切です。ESFPも、「話してくれるまで待つよ」と相手のペースを大切にする気持ちが必要です。
違いを否定せず、お互いの伝え方を受け入れることで、ふたりの関係はより深くなっていきます。
INFPが言葉を選びすぎて伝わらないとき
INFPはとても思いやりのある性格で、相手を傷つけないように、言葉を慎重に選びます。
しかし、そのやさしさが原因で、本当の気持ちが相手に伝わらないことも多いです。
特にESFPは「はっきり伝えてくれないとわからない」と感じやすいため、INFPの沈黙を「無関心」と受け取ってしまうこともあります。
INFPが伝えにくくなる理由:
- 相手を否定するような言い方をしたくない
- 自分の気持ちを整理しきれない
- 言っても理解されないかもしれないと不安になる
その結果、「話してくれないなら仕方ない」とESFPが距離を取ってしまうことも。
このすれ違いを防ぐには、INFPが「うまく言えないけど、ちょっとだけ話させてね」と前置きを入れてみると、ESFPも構えずに話を聞けるようになります。
どんな小さな気持ちでも、言葉にする努力がふたりの理解を深めます。
ESFPのストレートな言葉が刺さる瞬間
ESFPは、思ったことをそのまま言葉にする正直な性格です。
裏表がないので、まわりからは「素直でわかりやすい」と好かれることも多いです。
ただし、INFPのように繊細で感受性が強い人にとっては、そのストレートさがときに鋭く刺さってしまうことがあります。
INFPが傷つきやすい言葉の例:
- 「それ、気にしすぎじゃない?」
- 「そんなことで落ち込むの?」
- 「今は楽しくいこうよ!」
ESFPに悪気はありませんが、INFPは「軽く見られた」「気持ちを否定された」と感じてしまうのです。
そして、そのまま何も言えずに、心の中でつらさを抱えることもあります。
このズレを防ぐには、ESFPが「言い方がきつくなかったかな?」と少しだけ気にかけることが大切です。
INFPも「今の言葉でちょっとショックだった」と伝えることで、ESFPも気づきやすくなります。
相性④|価値観のズレが恋愛に影響する
ESFPとINFPは、人生や恋愛に対する価値観も大きく異なる傾向があります。ESFPは「今この瞬間を楽しむこと」を大切にし、予定を立てずに自由に動きたいと思うことが多いです。恋人とも、楽しく過ごすことが一番だと感じます。
一方で、INFPは「心のつながり」や「自分らしさ」を大事にするタイプです。恋愛においても、相手の考え方や生き方を知り、深く理解し合う関係を望みます。つまり、ただ楽しいだけの関係では物足りなくなってしまうのです。
たとえば、ESFPが「今が楽しければいいじゃん」と言っているときに、INFPは「私たちってどういう関係なんだろう」と不安を感じてしまうことがあります。この気持ちのずれが積み重なると、INFPが「わかってもらえない」と感じ、関係にひびが入ってしまうのです。
価値観のちがいを乗り越えるには、ふたりが何を大事にしているのかを話し合うことが必要です。ESFPは、INFPのまじめな考え方を否定せず、「そういう見方もあるんだね」と受け入れてみること。INFPも、「相手は悪気があって軽く話しているわけじゃない」と理解することが大切です。
INFPが大事にする「心のつながり」
INFPにとって、恋愛でいちばん大事なのは「心の通い合い」です。
ただ一緒にいるだけでは満たされず、「わたしの気持ちを本当にわかってくれるか」をとても大切にしています。
INFPが求める心のつながり:
- 表面的ではない深い会話
- 気持ちによりそうやさしさ
- 相手が自分を理解しようとする姿勢
一方、ESFPは「楽しい時間を共有すること」に重きを置くため、「なんでそんなに深く考えるの?」と戸惑ってしまうこともあります。
このとき、INFPが「もっと深く知ってほしい」と思っても、ESFPにはその意図が伝わらないことがあるのです。
しかし、それは思いやりがないわけではありません。価値観の方向が違うだけなのです。
INFPが自分の気持ちを言葉にして伝えることで、ESFPも「それが大事なんだね」と理解しやすくなります。
時間をかけて、ふたりで共通の感覚を育てていくことが大切です。
ESFPが重く感じてしまう価値観の話
ESFPは「今を楽しむこと」が得意で、未来の不安や感情の深い話にあまり重きを置かないタイプです。
そのため、INFPのように「気持ちをじっくり語りたい」という価値観に対して、少し重く感じてしまうことがあります。
ESFPが「重い」と感じる場面:
- 深刻な話題が続くとき
- 将来について何度も聞かれるとき
- 感情の理由を細かく説明されるとき
INFPは「ちゃんと話し合いたいだけ」なのに、ESFPには「楽しい時間が台無しになる」と受け取られることも。
このすれ違いを防ぐには、INFPが話すタイミングや伝え方に工夫を加えるのが効果的です。
たとえば、「少しだけ真面目な話をしてもいい?」と前置きすると、ESFPも心の準備ができます。
一方で、ESFPも「この人はまじめに向き合おうとしてくれてる」と思えれば、聞く姿勢をもつことができます。
相性⑤|ケンカの仕方がかみ合わない
ケンカのときにすれ違いやすいのも、ESFPとINFPの相性の特徴です。ESFPは、思ったことをそのまま口にする傾向があります。ストレートな言葉で、相手に自分の気持ちをはっきり伝えようとします。それが早く仲直りする方法だと考えているのです。
一方で、INFPは、言葉を選ぶのに時間がかかります。とくに感情が高ぶっているときは、うまく言葉にできずに黙り込んでしまうことがあります。そして、「どうしてわかってくれないの」と心の中でモヤモヤを抱えてしまいます。
このようなすれ違いが起きると、ESFPは「黙ってばかりで何が言いたいのかわからない」とイライラしてしまい、INFPは「強く言われて傷ついた」と感じてしまいます。結果として、お互いに疲れてしまうのです。
ケンカを乗りこえるには、まず「相手の伝え方には理由がある」と理解することが大切です。ESFPは、少しだけ待つ姿勢を持つことで、INFPが安心して気持ちを伝えられるようになります。INFPも、たとえ短い言葉でも「今は話すのが難しい」と伝えられると、誤解を防ぐことができます。
INFPが言いたいことを言えない理由
INFPはとてもやさしくて思いやりのある性格ですが、その分、言いたいことをうまく言えないことがあります。
特に、相手との関係が大切であるほど、自分の本音を飲み込んでしまうのです。
INFPが口に出せなくなるとき:
- 相手を傷つけたくないとき
- 雰囲気を壊したくないとき
- 自分の気持ちに自信がないとき
たとえば、ESFPに「それ違うと思う」と言いたくても、「嫌われたらどうしよう」と不安になってしまい、結果として何も言えずに終わることがあります。
でも、そのまま気持ちをためこむと、あとで大きな不満となって爆発してしまうこともあります。
だからこそ、INFPには「やさしい本音の伝え方」を覚えることが大切です。
「少し言いにくいけど、伝えたいことがあるの」と前置きするだけで、相手も受け止めやすくなります。
自分の気持ちを守るためにも、少しずつ言葉にする勇気を持ちましょう。
ESFPが勢いで言いすぎてしまう瞬間
ESFPは、その場の勢いで言葉を発することがあります。
特に、感情が強く動いているときには、考える前に口が動いてしまうこともあるのです。
言いすぎてしまう原因:
- 怒りやイライラが一気にあふれる
- 相手に早く伝えたいという気持ち
- その場をおさめようと焦ってしまう
たとえば、INFPが何も言わずに黙っているときに、ESFPは「なんで黙ってるの?」ときつい口調で言ってしまうことがあります。
その言葉がINFPにとっては強すぎて、心が閉じてしまうこともあるのです。
このすれ違いを防ぐには、ESFPが「言葉は相手に届いてから意味がある」という意識をもつことが大切です。
少しだけ深呼吸してから話すことで、相手にやさしく伝わりやすくなります。
相性⑥|仲直りのタイミングが合わない
ESFPとINFPの関係では、ケンカのあとの「仲直りの仕方」にもズレが生まれやすいです。ESFPは、気持ちの切り替えが早く、「もういいじゃん」「水に流そうよ」と前向きになります。反対に、INFPは感情をゆっくり整理したいタイプで、すぐに笑顔に戻ることができません。
たとえば、ちょっとした言い合いのあと、ESFPが「仲直りしよう!」と手を差し出しても、INFPはまだモヤモヤした気持ちの中にいることがあります。無理に明るくふるまうこともできず、かえって「急かされている」と感じてしまうのです。
このように、仲直りへの気持ちの動き方に差があると、どちらかが「ちゃんと向き合ってくれない」と不満を抱えがちです。ESFPは「なんでまだ怒ってるの?」と思い、INFPは「こっちはまだ傷が癒えてないのに…」と距離を感じてしまいます。
ですが、これは「合わない」からではなく、感情の整理に必要な時間が違うだけなのです。ふたりがうまくいくには、ESFPは「相手のペースを待つこと」に慣れる必要があります。「今はそっとしておくね」と一言添えるだけで、INFPは安心できます。
INFPもまた、「気持ちを整理するために少し時間がほしい」と、言葉にする練習をするとよいでしょう。それだけで、ESFPは「嫌われたわけじゃない」と理解しやすくなります。
違いを否定せず、相手の気持ちによりそう姿勢が、関係修復のカギになります。
INFPが気持ちを切り替えにくい理由
INFPは、心の中の感情をとても大切にしているタイプです。
そのため、一度モヤモヤした気持ちになると、すぐに明るく切り替えることが難しくなってしまいます。
気持ちの整理に時間がかかる理由:
- 相手の言葉や態度を何度も思い返してしまう
- 自分が傷ついた理由をじっくり考える
- 「もう大丈夫」と思えるまで時間をかけて納得したい
ESFPのように「起きたことはすぐ忘れよう!」という感覚は、INFPにはなかなか受け入れられません。
無理に笑顔になろうとすると、逆に疲れてしまうのです。
このようなINFPの気質を理解してもらうには、「ごめんね、少しひとりで考える時間がほしい」と伝えるのが効果的です。
相手を責めるのではなく、自分の心を守るための選択だと説明できると、ESFPも納得しやすくなります。
ESFPが急ぎすぎてしまう仲直り
ESFPは、楽しい雰囲気を大切にする性格のため、けんかや重い空気をなるべく早く終わらせたいと考えます。
その気持ちから、「もういいでしょ?」「すぐ仲直りしようよ」と急いでしまうことがあります。
急いでしまう理由:
- 気まずい空気が苦手
- すぐに元の関係に戻りたい
- 相手がまだ怒っていると感じて焦ってしまう
しかし、相手がINFPの場合、この急ぎすぎる姿勢が逆効果になることもあります。
INFPは、自分の気持ちをじっくり整理したいと思っているのに、急かされることで「わかってもらえない」と感じてしまうのです。
ESFPができることは、まず相手のペースを尊重することです。
たとえば、「仲直りしたいけど、気持ちが落ち着いたら教えてね」と一言伝えるだけで、INFPも安心して心を整える時間を持てます。
急がず、相手の心のリズムに合わせることで、本当の意味での仲直りができるようになります。
相性⑦|それでも支え合える関係になれる
ESFPとINFPは、たしかに性格も価値観も大きく異なります。しかし、そのちがいこそが、ふたりの関係を特別なものにする力にもなります。お互いが持っていないものを補い合うことで、バランスの取れた関係を築くことができるのです。
たとえば、ESFPの明るさや行動力は、内向的なINFPにとって大きな力になります。「こんなに前向きな考え方もあるんだ」と気づかされ、心が軽くなることもあります。逆に、INFPのやさしさや深い共感力は、ESFPにとって安らぎになります。「この人は自分のことをちゃんと見てくれている」と感じる瞬間も多いのです。
恋愛や友情が長く続くためには、違いを「壁」として見るのではなく、「橋」として考えることが大切です。価値観や感情の伝え方が違っても、「わかろう」とする気持ちがあれば、自然とふたりの心の距離は縮まっていきます。
また、ESFPはINFPから「言葉にしなくても感じ取る力」を学ぶことができますし、INFPはESFPから「今を楽しむことの大切さ」を教わることができます。ちがうからこそ、ふたりで過ごす時間が学びに満ちているのです。
最初は戸惑うことがあっても、ゆっくりと歩み寄れば、ESFPとINFPの関係は、お互いにとってかけがえのない支えとなるでしょう。
ESFPがINFPに学べる思いやり
ESFPは感情表現が素直で明るく、まわりを楽しませるのが得意です。
ただし、ときには無意識のうちに言いすぎたり、相手の気持ちに気づけなかったりすることもあります。
そんなとき、INFPの「やさしい気づかい」から学べることがたくさんあります。
ESFPがINFPから学べること:
- 相手の立場に立って考える姿勢
- 目立たなくても支えようとする思いやり
- 感情を押しつけないやさしい関わり方
INFPの静かなやさしさは、ESFPにとって新鮮に感じられるはずです。
「相手を優先する気持ち」や「ゆっくり寄り添う姿勢」は、ESFPが人間関係をより深く築くうえで大きなヒントになります。
明るさに思いやりが加わると、相手にとって本当に心地よい存在になれます。
その意味で、ESFPにとってINFPは学びの多いパートナーと言えるでしょう。
INFPがESFPに助けられる瞬間
INFPは、感情を心の中で抱え込みやすく、考えすぎて疲れてしまうことがあります。
そんなときに、ESFPの「元気さ」や「前向きな姿勢」が大きな支えになることがあります。
INFPがESFPに救われると感じる場面:
- 悩みすぎて動けなくなったときに背中を押してくれる
- 落ち込んでいるときに明るく笑わせてくれる
- 自分の話を深く考えすぎずに受け止めてくれる
ESFPのように「今を楽しもう」と声をかけてくれる存在がそばにいることで、INFPは「ひとりで考え込まなくてもいいんだ」と安心できます。
また、細かい理由を聞かずに、まず一緒にいてくれる行動力もありがたく感じられます。
INFPにとって、ESFPは自分では持っていない「軽やかさ」や「行動する力」を与えてくれる存在です。
だからこそ、ふたりはちがいがあっても、支え合える関係になれるのです。
まとめ|すれ違っても、わかり合えるふたりへ
ESFPとINFPの相性は、たしかにすれ違いやすい面があります。
明るく外向きなESFPと、静かで内向きなINFP。価値観や伝え方が違うことで、戸惑いや誤解が生まれることも少なくありません。
ですが、その「ちがい」は悪いことではありません。
むしろ、おたがいにないものを学び合えるチャンスでもあります。
- ESFPはINFPのやさしさや思慮深さに、安心感を覚え
- INFPはESFPの前向きさや行動力に、救われることがある
だからこそ、すれ違いを怖がるよりも、「理解しよう」とする姿勢が大切です。
一歩引いて相手の心を思いやるだけで、ふたりの関係はぐっと深まります。
あなたが今、相手との違いに悩んでいるなら、それは「関係を育てようとしている証」です。
その気持ちをどうか大切にしてください。
読書処方箋|ESFPとINFPの関係に悩むあなたへ
性格のちがいから、どうしても伝わらないことがある。
わかってほしい気持ちはあるのに、うまく言葉にできない。
そんなとき、ヒントになるのが「本の中のことば」です。
誰かの体験や考え方を知ることで、「あ、自分だけじゃないんだ」と安心できたり、
「そういう見方もあったんだな」と気づけたりすることがあります。
ここでは、ESFPとINFP、ちがいを持つふたりが少しずつ歩み寄るためのヒントが詰まった本を3冊ご紹介します。
どれも、あなたの心にそっと寄り添ってくれる一冊になるはずです。
『反応しない練習』|感情に振りまわされず、自分を保つヒント
すれ違うたびに、気持ちがゆれて疲れてしまう。
そんなINFPやESFPの心を落ち着かせてくれるのが、この一冊です。
本書では、「反応しすぎることで自分を見失ってしまう」という心のクセに気づき、感情との正しい付き合い方を教えてくれます。
とくに、相手の言動に敏感になりがちな人にとっては、自分の軸を取り戻す手助けになるでしょう。
- INFP:相手に合わせすぎて、つい我慢してしまう
- ESFP:勢いで言いすぎてしまい、あとから後悔する
こうした悩みをやさしくほどき、「落ち着いて向き合える関係」をつくる土台になる本です。
『NOを言える人になる』|すれ違いを防ぐ“伝え方”のレッスン
思っているのに言えない。
言ったつもりでも、伝わらない。
そんなもどかしさを抱える人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
本書は「断る」「伝える」「頼む」といった日常の言葉に、自分の気持ちをきちんと込める方法を紹介しています。
INFPのようにやさしすぎて我慢してしまう人も、ESFPのように思ったことをすぐ口にする人も、自分の「ことば」を見直すきっかけになるでしょう。
- 相手にどう思われるか不安で、つい飲み込んでしまう
- 早く解決したくて、つい強い口調になってしまう
そんな“言葉のズレ”をなくし、気持ちをまっすぐ届けられるようになるヒントが詰まっています。
『手紙屋』|ちがいを理解し合える関係のつくり方
価値観がちがうと、「わかってもらえない」と感じてしまうことがあります。
でも、相手の立場を想像できたとき、関係はゆっくりと変わり始めます。
この本は、そんな「相手を知る力」を育ててくれる物語です。
『手紙屋』は、手紙を通してやりとりする相手とのやさしい対話を描いた一冊。
INFPのように感受性が豊かな人にとっては、自分の内面を見つめ直す時間に。
ESFPのように行動重視な人には、「考えること」の大切さを教えてくれます。
- 相手にどう伝えたらいいかわからない
- 違いを責めてしまいそうになる
そんな悩みをそっと包み、やさしく背中を押してくれる本です。
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