「自分にぴったり合う人って、どんなタイプなんだろう?」
感受性が強く、やさしさにあふれるINFPタイプは、人間関係でも心の深いつながりを大切にします。この記事では、INFP(仲介者)と相性が良いMBTIタイプをランキング形式で紹介。相性の理由やすれ違いやすいタイプの特徴まで、16タイプすべてをわかりやすく解説しています。
INFP(仲介者)の性格と人間関係の特徴
共感力と想像力が豊かな理想主義タイプ
INFPは、共感力がとても高く、人の気持ちにすぐに気づける優しい心の持ち主です。相手の言葉に強く反応したり、少しの表情の変化にも気づいたりすることがあります。そのため、誰かの気持ちに寄り添ったり、困っている人を助けたりするのが自然にできるのです。
また、想像力も豊かで、自分の中に広い「空想の世界」を持っています。現実よりも理想を大事にする傾向があり、夢や希望を大切に生きています。
たとえば、
- 相手の立場に立って考えるのが得意
- 細かいことにも気づきやすい
- 自分の世界観をしっかり持っている
というような特徴があります。現実の厳しさより、心の美しさを信じるところが、INFPの魅力です。
深いつながりを求めるが、一人の時間も大切にする
INFPは、人と深くつながることを大切にしています。ただの知り合いや表面的な関係よりも、「心と心で通じ合える関係」を求めるのです。そのため、会話の内容も浅い話より、本音や感情について語り合うのを好みます。
しかし、同時に「ひとりの時間」も必要とします。人と関わるときは一生懸命なので、疲れてしまうこともあります。そんなときには、静かな時間を過ごして心を回復させることが大切です。
具体的には、
- 信頼できる少数の人と深くつながりたい
- 表面的な会話では満たされにくい
- 一人の時間で気持ちを整理し、元気を取り戻す
といった傾向があります。自分のペースで人との距離を調整できることが、INFPが心地よく過ごすコツです。
安心できる相手には本音を見せる、繊細な心の持ち主
INFPは、とても繊細で傷つきやすい心を持っています。そのため、誰にでも自分の本音を見せるわけではありません。まずは「この人なら大丈夫」と思えるような安心感が必要です。相手の優しさや誠実さを感じることで、少しずつ心を開いていきます。
また、自分の気持ちを言葉にするのが難しいときもあり、無理に伝えようとはしません。それでも、理解してくれる相手には深い信頼を寄せます。
特徴としては、
- 心を許すまでに時間がかかる
- 自分の感情を言葉にするのが苦手なときがある
- 信頼できる人には、とても誠実で一途になる
このように、INFPは繊細だけれど、いったん安心できればとてもあたたかい関係を築くことができるタイプです。
INFPと全タイプの相性早見表|やさしく付き合うヒントつき
相性ランク | MBTIタイプ | 一言での関係性イメージ |
---|---|---|
◎ 特に相性が良い | INFJ(提唱者) | 感受性と価値観が重なり、深い理解でつながる関係 |
◎ 特に相性が良い | ENFP(運動家) | お互いの理想を応援し合える、ポジティブな関係 |
◎ 特に相性が良い | INFP(仲介者) | 無理なく自然体でいられる、癒し合える関係 |
◎ 特に相性が良い | INTJ(建築家) | 静かな情熱が響き合い、尊敬し合える関係 |
○ まあまあ合う | INTP(論理学者) | 距離はあるが、価値観を大切にする姿勢に安心できる |
○ まあまあ合う | ISFJ(擁護者) | 気配り上手で、心を温かく包んでくれる相手 |
○ まあまあ合う | ENTP(討論者) | 世界観は異なるが、刺激的で新鮮な気づきをくれる |
○ まあまあ合う | ISFP(冒険家) | 落ち着いた雰囲気で、感性が似ている安心感 |
○ まあまあ合う | ENFJ(主人公) | 引っ張ってくれる存在だが、感情の波に注意が必要 |
○ まあまあ合う | ISTJ(管理者) | 落ち着きは感じられるが、価値観にすれ違いが起きやすい |
△ すれ違いやすい | ESTJ(幹部) | 現実重視の姿勢が、INFPの理想と衝突しやすい |
△ すれ違いやすい | ESTP(起業家) | 行動力に圧倒されてしまい、気疲れすることも |
△ すれ違いやすい | ESFP(エンターテイナー) | 楽しさはあるが、感情の深さに差を感じることも |
△ すれ違いやすい | ENTJ(指揮官) | 結果を求めすぎる姿勢が、プレッシャーになる場合も |
△ すれ違いやすい | ESFJ(領事官) | 一見やさしいが、期待に応えようとしすぎて疲れやすい |
△ すれ違いやすい | ISTP(巨匠) | ドライな反応に、心の距離を感じてしまうことがある |
INFP 相性ランキング|特に相性が良いタイプ◎
INFJ|感受性と価値観が重なり、深い理解でつながる関係
INFPとINFJは、とても似た感受性を持っています。どちらも相手の気持ちを大切にし、言葉にしにくい感情にも共感できるタイプです。そのため、無理に説明しなくても「わかってもらえた」と感じる瞬間が多く、心の奥で深くつながれます。
たとえば、
- 相手の感情の変化にすぐ気づける
- 沈黙が気まずくなく、心地よく感じる
- 理想や価値観が自然と重なる
という特徴があり、安心感と静かな絆を育てやすい相性です。本音で話せる相手を求めるINFPにとって、INFJはまさに信頼できる存在です。
ENFP|お互いの理想を応援し合える、ポジティブな関係
INFPとENFPは、どちらも理想を追いかける心を持つ仲間のような関係です。性格の傾向は少し違いますが、根っこにある「人の気持ちを大切にしたい」という想いはとてもよく似ています。そのため、お互いの夢を応援し合う前向きな関係になりやすいです。
たとえば、
- 困ったときに背中を押してくれる
- 自分の弱さも受け入れてくれる
- 考え方の違いが刺激になり、成長につながる
というように、ENFPは明るさと優しさでINFPを励ましてくれる相手です。楽しいだけでなく、深い絆も築きやすい相性です。
INFP|無理なく自然体でいられる、癒し合える関係
INFP同士の相性はとても穏やかで、安心感に満ちた関係です。どちらも静かな時間や心のつながりを大切にするため、無理をせず、自分らしくいられることが大きな魅力です。沈黙も気まずくならず、お互いをそっと思いやれる距離感が心地よいのです。
たとえば、
- 話さなくても、空気だけで伝わる安心感
- 相手を変えようとせず、ありのままを受け入れる
- 同じような悩みを分かち合える
というように、言葉よりも気持ちを通わせるような関係です。深い癒しを感じられる、大切な相手になれるでしょう。
INTJ|静かな情熱が響き合い、尊敬し合える関係
一見、正反対に見えるINFPとINTJですが、実はとても良い影響を与え合える相性です。INTJは物ごとを論理的に進めるのが得意で、INFPは感情に寄り添いながら丁寧に考えるタイプです。この違いが、お互いの視野を広げる助けになります。
たとえば、
- 現実と理想のバランスをとりやすい
- 相手の芯の強さを尊敬できる
- 深い対話を通じて、信頼関係を築ける
というように、静かな時間の中で少しずつ距離を縮めていく関係です。考え方は違っても、どちらも「本気で向き合いたい」という誠実さを持っているため、深くつながれる可能性があります。
INFPとまあまあ合うタイプ○
INTP|距離はあるが、価値観を大切にする姿勢に安心できる
INFPとINTPは、感情と論理という違った視点を持っていますが、どちらも「自分の考え」を大切にする点で共通しています。無理に踏み込まず、適度な距離感を保ちながら関係を築くことができます。
たとえば、
- 自分の時間を大切にしてくれる
- 理解してくれようとする姿勢に安心する
- 言葉にすることを大切にしてくれる
といった関わりができるため、感情を押しつけられたくないINFPにとって、INTPは気楽で誠実な相手です。深い絆には時間がかかりますが、お互いを尊重する関係が続きやすいでしょう。
ISFJ|気配り上手で、心を温かく包んでくれる相手
INFPとISFJは、どちらも人の気持ちを考える優しいタイプです。ISFJのさりげない気配りに、INFPは自然と安心できます。感情を表に出すのが苦手なINFPにとって、静かに寄り添ってくれるISFJの存在はとても心強いです。
たとえば、
- 感情を乱さず、丁寧に接してくれる
- 小さな変化にも気づいてくれる
- 話をゆっくり聞いてくれる安心感がある
というように、穏やかな毎日を過ごしやすい相性です。ただ、お互いが遠慮しすぎて本音が出にくくなることもあるため、たまには正直な気持ちを伝える時間も大切です。
ENTP|世界観は異なるが、刺激的で新鮮な気づきをくれる
INFPとENTPは、性格がかなり違うタイプですが、その違いが魅力にもなります。ENTPの発想の豊かさや軽快な会話は、INFPにとって刺激的で、新しい世界を見せてくれる存在です。
たとえば、
- 一緒にいると視野が広がる
- 自分にない考え方にワクワクできる
- 感情を重くしすぎずに受け止めてくれる
というように、柔軟で開放的な関係を築きやすい相手です。ただし、ENTPのスピードや軽やかさに、INFPがついていけず疲れてしまうこともあるため、無理のない距離感を意識しましょう。
ISFP|落ち着いた雰囲気で、感性が似ている安心感
INFPとISFPは、感受性が似ており、お互いの雰囲気に癒される関係です。どちらも強く主張するタイプではないため、静かで心地よい時間を大切にすることができます。言葉よりも空気で通じ合うような安心感があります。
たとえば、
- 無理に話さなくても気まずくない
- 感性や好みが自然と合う
- 一緒にいて落ち着ける
という特徴があり、家庭的で安定した関係になりやすいです。ただ、どちらも受け身になりがちなので、ときには積極的な働きかけが必要になる場面もあります。
ENFJ|引っ張ってくれる存在だが、感情の波に注意が必要
ENFJは周りを明るく照らすリーダータイプで、INFPをサポートしてくれることが多いです。INFPが自信をなくしているときにも、前向きな言葉で励ましてくれる存在です。ただし、お互いに感情の波が大きいため、すれ違いも起きやすい関係です。
たとえば、
- 自分を導いてくれる頼もしさがある
- 深い話にも真剣に向き合ってくれる
- 感情の変化に共感してくれる
というように、心の通じ合いを感じられる関係ですが、気持ちが高まりすぎてぶつかることも。お互いの気分に流されすぎず、冷静に向き合う意識があると、安定した関係を築けます。
ISTJ|落ち着きは感じられるが、価値観にすれ違いが起きやすい
INFPとISTJは、性格の方向性が大きく異なりますが、落ち着いた空気感が合う場面もあります。ISTJは現実的で安定志向のため、INFPのふわっとした理想を支えてくれることもあります。しかし、価値観や優先順位の違いから、誤解が生まれる可能性もある組み合わせです。
たとえば、
- 決まったことをしっかり守る安心感がある
- 現実的な視点で支えてくれる
- 慌てずにじっくり話せる雰囲気がある
というメリットはありますが、INFPの感情的な面をISTJが理解しにくいことも。お互いに歩み寄る気持ちがあれば、信頼関係を築くことは可能です。
INFPとすれ違いやすいタイプ△
ESTJ|現実重視の姿勢が、INFPの理想と衝突しやすい
INFPは「理想」や「感情の流れ」を大切にしますが、ESTJは「現実」や「結果」を優先するタイプです。この違いから、すれ違いや衝突が起こりやすくなります。
たとえば、
- 計画通りに動くことを求められて苦しくなる
- 感情を無視されたように感じてしまう
- 考え方が正反対で疲れを感じやすい
というような場面が起きがちです。ESTJのまっすぐさは魅力ですが、INFPにとっては圧力になることも多く、気持ちを置き去りにされたように感じるかもしれません。お互いに価値観の違いを尊重できれば、距離を取りつつも理解し合える可能性もあります。
ESTP|行動力に圧倒されてしまい、気疲れすることも
ESTPはとてもエネルギッシュで、思い立ったらすぐ行動するタイプです。一方のINFPは、じっくり考えてから動く慎重派。そのため、一緒にいるとテンポの違いに疲れてしまうことがあります。
たとえば、
- 考える時間をとらせてもらえない
- 「もっと早く決めて」と急かされてしまう
- 自分の気持ちが置いてけぼりになる
ということが重なると、INFPは消耗してしまいます。ESTPに悪気はなくても、INFPのペースを尊重してもらえないと、安心して関われなくなってしまうのです。無理に合わせようとせず、心の余裕を大切にした距離感が必要です。
ESFP|楽しさはあるが、感情の深さに差を感じることも
INFPとESFPは、最初はとても楽しい関係になりやすいです。しかし、時間がたつと「感情の深さ」や「本音での共感」に違いを感じて、物足りなさや距離を感じることもあります。
たとえば、
- 明るく元気なふるまいに気をつかう
- 深い話をしても軽く流されると感じる
- 喜びや悲しみの共有がかみ合わない
といったズレが出てきやすいです。ESFPの前向きさに救われる面もありますが、INFPはもっと静かで深い対話を望む傾向があります。会話のスタイルや感情表現の違いに、お互い歩み寄る気持ちが大切です。
ENTJ|結果を求めすぎる姿勢が、プレッシャーになる場合も
ENTJは非常に行動的で、目標達成を重視するタイプです。一方のINFPは、心の納得や感情の調和を大切にします。そのため、ENTJの合理的すぎるアプローチに、心が置いていかれる感覚を抱くことがあります。
たとえば、
- 「早く決めて」と言われて焦る
- 感情に寄り添ってもらえないと感じる
- 自分のペースを乱されてしまう
というように、精神的な負荷が大きくなることも。ENTJに悪気はなくても、その強い推進力がINFPにとっては負担に映ることがあります。気持ちに余裕があるときには刺激をもらえる関係ですが、無理をせずに距離を保つことが大切です。
ESFJ|一見やさしいが、期待に応えようとしすぎて疲れやすい
ESFJは思いやりがあり、周囲にやさしく接することが得意なタイプです。ですが、その「やさしさ」がINFPにとっては重たく感じることもあります。「こうしてあげたい」「こうすべき」という気持ちに押されて、INFPが自分の感情を抑えてしまいやすくなるのです。
たとえば、
- 気をつかって本音を言いにくくなる
- 相手の期待に応えようとして疲れてしまう
- 自分らしさを出せずにモヤモヤする
という状態が続くこともあります。やさしさの方向性が違うだけで、悪い関係ではありません。ですが、INFPが無理をしすぎないこと、ESFJが押しつけすぎないことが、関係を良好に保つコツです。
ISTP|ドライな反応に、心の距離を感じてしまうことがある
ISTPは感情表現が少なく、サバサバしたタイプです。一方、INFPは気持ちを丁寧にやりとりする関係を大切にします。そのため、ISTPの冷静すぎる反応に、心が通じていないと感じてしまうことがあります。
たとえば、
- 反応が薄くて不安になる
- 自分だけが頑張っているように感じる
- 本音を聞き出すのが難しい
というズレが起きやすいです。ISTPは悪気なく距離を取るため、INFPが一方的に寂しさを感じてしまいがちです。無理に近づこうとせず、お互いのペースを尊重する姿勢が求められます。
まとめ|INFPが安心して心を開ける相性とは?
INFPの方にとって、安心して心を開ける関係性はとても大切です。感受性が強く、人とのつながりを深く感じたいと願うからこそ、相性の良し悪しがそのまま心の安定に直結することも少なくありません。
特に、同じように感性が豊かで本音を大切にするタイプ(INFJやENFPなど)とは、静かで深いつながりを築ける可能性があります。
逆に、スピード感や結果を重視するタイプとは、価値観の違いからすれ違いやすくなる場面もあります。
とはいえ、相性はあくまで目安です。
大切なのは、相手を思いやる気持ちと、自分の心を大切にする姿勢です。どんなタイプとでも、理解し合おうとする姿勢があれば、信頼関係は少しずつ育っていきます。
読書処方箋|理想とやさしさを大切にするINFPへ
『反応しない練習』草薙龍瞬
INFPの方は、つい周囲の感情や空気に敏感になりすぎてしまう傾向があります。
この本では、そんな“心が揺れやすい”あなたに、仏教的な視点から「反応しない力」をやさしく教えてくれます。
たとえば、誰かの言葉にモヤモヤしたとき、その感情に振り回されず「事実」と「思考」を分けて捉える方法が紹介されています。
感受性が高いINFPにとって、この考え方は心を守るお守りのような存在になるでしょう。
繊細さを否定せず、そのまま受け入れながらも、内側から静けさを育てたい方におすすめの一冊です。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平
INFPは「自分は何のために生きているのか」を深く考える傾向がありますが、その理想が漠然としていて悩んでしまうことも少なくありません。
この本では、価値観・得意・好きの3つの軸から、自分のやりたいことを具体的に言語化する方法を学べます。
とくに心に響くのは「あなたのモヤモヤには、ちゃんと意味がある」というメッセージ。
やさしい語り口で、理想に向かって一歩ずつ進む勇気をくれます。
夢をカタチにしたい、でも迷いがある。そんなINFPさんにぴったりな自己理解のガイドブックです。
『自己肯定感低めの人のための本』山根洋士
INFPは他人の気持ちを大事にするあまり、自分の感情を後回しにしがちです。
その結果、自己肯定感が揺らぎやすくなることも。この本は、そんな「自分を認められない」気持ちにやさしく寄り添ってくれます。
著者は、自身の経験をもとに「無理にポジティブにならなくていい」と語ります。
自然体のままでも大丈夫と思わせてくれる文章は、繊細な心をもつINFPにとって安心できる内容です。
がんばりすぎて疲れたとき、自分に「大丈夫だよ」と言ってあげられるようになりたい方におすすめです。
📘今回ご紹介する3冊は、すべて「Kindle Unlimited」に対応本です。
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