「どうして自分はこんなに生きづらいんだろう」
そう感じたことはありませんか?
INTJタイプで、アスペルガー傾向を持つ方は、考え方や感じ方に深い特徴があります。
そのため、まわりとちがって見られたり、なかなか理解されなかったりと、日常の中で息苦しさを感じやすいことも。
けれども、それは決して「弱さ」ではありません。
むしろ、自分らしさを活かすヒントがそこにかくれていることもあるのです。
この記事では、INTJとアスペルガーの関係性から、生きづらさの原因、向いている仕事、そして心が軽くなる考え方まで、やさしく解説していきます。
INTJ アスペルガーが生きづらい7つの理由
①人との会話がむずかしい
INTJタイプでアスペルガー傾向のある方は、人との会話に苦手意識を持ちやすい傾向があります。なぜなら、会話の中でよく使われる「遠まわしな表現」や「感情の読み取り」が得意ではない場合が多いからです。
たとえば、
- 相手の言葉をそのまま受け取りすぎてしまう
- あいまいな言い回しをどう受け止めていいかわからない
- 自分の考えを正確に伝えようとしすぎて、長く話しがち
このような特徴から、周囲と会話がかみ合わないと感じることがあります。
ですが、それは「会話が下手」というわけではありません。本音を大切にする、無駄なやりとりを避けたいという、誠実さのあらわれとも言えます。
対策としては、
- 相手の表情や声のトーンをよく見ること
- 疑問に思ったら「どういう意味?」と聞き返す勇気を持つ
- 無理に話そうとせず、メモや文章で伝える手段も使う
これらを意識することで、少しずつ会話の苦手意識が和らぎます。
人との会話がうまくいかないのは、性格や心のせいではありません。自分に合った伝え方を選ぶことで、無理なく人と関わることができるようになります。
②空気を読みすぎて疲れる
INTJタイプでアスペルガー傾向がある方は、まわりの空気を過剰に読み取ろうとして疲れてしまうことがあります。
なぜなら、「どう思われているか」「場に合っているか」をずっと考えてしまうからです。
たとえば、こんなふうに感じることはないでしょうか?
- 相手が少しでも黙ると、「何か悪いことを言ったかも」と思ってしまう
- 話を合わせるために、自分の考えをおさえてしまう
- 相手の気持ちを考えすぎて、家に帰ってからぐったりする
これは、「人に迷惑をかけたくない」「ちゃんとしたい」という思いが強いからこそ起きることです。
決してわがままではありませんし、むしろ思いやりがある証拠とも言えるでしょう。
しかし、そのままだと心がすり減ってしまいます。そこでおすすめなのが、次のような工夫です。
- 自分の気持ちも同じくらい大切にする
- 100点じゃなくてもOKだと思ってみる
- 相手の表情だけでなく、自分の心の声にも耳をすませる
空気を読みすぎる人ほど、まわりをよく見ています。
その力を、自分をいたわるためにも使ってみると、心がぐっと軽くなることがあります。
③感情を見せるのが苦手
INTJでアスペルガー傾向のある方は、自分の気持ちを言葉にするのがむずかしいと感じることが多いです。
なぜなら、感情よりも「正しさ」や「理屈」を優先して考える傾向が強いためです。
具体的には、次のようなことが起こりやすくなります。
- うれしくても顔に出にくい
- 悲しい気持ちを言葉にできず、黙り込んでしまう
- 「なぜ泣いてるの?」と聞かれても、自分でもよくわからない
- 気持ちを伝えるより、まず答えや解決策を言いたくなる
このような反応は、決して冷たい性格だからではありません。
むしろ、感情をうまく言えないほど、内面は深く考えている証拠とも言えます。
しかし、周りから「何を考えているかわからない」と誤解されることもあり、そのたびに疲れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、以下のような工夫が役に立ちます。
- できるだけ短い言葉で「今〇〇って気分」と伝えてみる
- 無理に表情を作らず、「うれしい」「しんどい」などの単語だけでも使ってみる
- 書き出してから話すなど、自分に合った方法で気持ちを出す
感情を出すことは、演技や演説ではありません。
「ちょっと見せるだけ」でも、人とのつながりはグッと近づきます。
少しずつ練習していけば、だんだんと気持ちを伝えることが自然になっていくでしょう。
④自分ルールが強すぎる
INTJでアスペルガー傾向がある方は、自分の中にしっかりとした「ルール」や「こだわり」を持っていることが多いです。
これは物事を効率よく進めたいという強い思いから生まれています。
しかし、そのルールが強すぎると、日常生活で次のような困りごとが出てくることがあります。
- 予定どおりに進まないと強いストレスを感じる
- 他人のやり方が受け入れられず、怒りや不安になる
- 「こうすべき」という考えを曲げられず、孤立しやすくなる
- 細かいことが気になって先に進めない
このような状態が続くと、人と協力する場面や思い通りにならない場面で苦しさが増えてしまいます。
ですが、これは「頑固」というよりも、「よりよい方法で物事を進めたい」という真面目さと責任感のあらわれとも言えるのです。
では、どうすれば自分のルールと上手につき合えるのでしょうか。
次のような方法が助けになるかもしれません。
- 自分ルールの中で「ゆずれるところ」をひとつだけ探してみる
- 相手のやり方を、いったん「見てから考える」と決める
- 「これは例外でもいい」と心の中で唱えてみる
ルールを守ることは大切ですが、それにしばられすぎると自分自身がつらくなってしまいます。
少しずつ柔らかくしていけば、生活も人づきあいもぐんと楽になっていくでしょう。
⑤やりたいことに集中しすぎる
INTJタイプでアスペルガー傾向のある方は、興味のあることに強く集中する力があります。
この集中力は大きな長所ですが、生活のバランスをくずしてしまうこともあるため、気をつける必要があります。
たとえば、以下のようなことに心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。
- 好きなことに夢中になり、時間を忘れてしまう
- ごはんやトイレも後回しにしてしまう
- まわりの声が聞こえなくなり、人に冷たいと思われる
- 興味のないことにはまったく手がつかない
このような状態が続くと、体調をくずしたり、身近な人との関係がぎくしゃくしてしまうおそれもあります。
ですが、「一つのことを深く考えられる」というのは、とても貴重な力でもあります。
その力を自分にとってプラスに活かすために、次のような工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 目覚ましやタイマーを使って、集中の区切りをつける
- やることリストに「休けい」や「ごはんの時間」も書きこむ
- 興味がない作業でも、3分だけやってみると決める
やりたいことに一生けんめいになれるのは、すばらしいことです。
ただ、がんばりすぎると、せっかくの力がもったいなくなってしまいます。
「集中は大切、でも休むのも大切」と考えることで、より自分らしく過ごせるようになります。
⑥集団の中で浮きやすい
INTJタイプでアスペルガー傾向のある方は、集団の中で「ちょっと変わっている」と見られやすいことがあります。
その理由は、周囲と同じ考え方や行動を求められる場面が多いからです。
実際にこんな経験をしたことはありませんか?
- 周囲が雑談している中、自分だけ話題についていけない
- 興味のないことに合わせるのがつらくて黙ってしまう
- 「協調性がない」と言われてしまったことがある
- 自分の意見をはっきり言ったら、浮いてしまった
このように、集団の中で浮いてしまうのは「協力しようとしていない」わけではありません。
むしろ、「正直でありたい」「無理なことはしたくない」という自分への誠実さが理由になっていることが多いのです。
それでも、集団生活の中で居心地の悪さを感じると、毎日がとてもつらくなってしまいます。
そんなときは、以下のような工夫を試してみると少し楽になるかもしれません。
- すべての人と仲良くしようとせず、気の合う人とだけ話す
- 黙っている時間も「悪いことではない」と自分に言い聞かせる
- 自分の良さをわかってくれる人が、少しでもいれば十分だと考える
集団の中で浮くことは、「悪目立ち」ではなく「自分らしさ」のあらわれです。
まわりと違う自分を責めるより、そのままでもいいんだと受け入れることで、心が軽くなることがあります。
⑦「変わってる」と言われがち
INTJでアスペルガー傾向のある方は、人から「変わってるね」と言われることが少なくありません。
これは、多くの人と感じ方や考え方がちがっているからです。
たとえば、以下のような言動が理由になることがあります。
- まわりが気にしないことを深く考えてしまう
- あいまいな言い方より、はっきり伝えるほうが好き
- 自分のペースを大切にしていて、人に合わせすぎない
- みんなが「楽しい」と思うことに、あまり興味が持てない
こうした特徴は「変わっている」と受け止められることが多いですが、実は自分の考えをしっかり持っている人に多く見られるものです。
つまり、それは「芯がある」「自分らしく生きている」ことのあらわれとも言えるのです。
しかしながら、言われた本人は傷ついてしまうこともあるでしょう。
とくに、その言葉に「悪い意味」が含まれていると感じたときは、心に引っかかってしまいます。
そんなときは、次のような気持ちの持ち方を意識してみてください。
- 「変わっている」は、言いかえれば「ユニーク」ということ
- まわりに合わせることがすべてではない
- 自分にしかない感性や視点を、大事にしてもいい
「変わっている」と言われるのは、少数派だからこその魅力です。
その個性が、ある人にとっては救いになったり、価値ある力として光る日もきっと来ます。
ですから、無理に自分を変えようとせず、少しずつ自信を持って歩んでいければよいのではないでしょうか。
INTJ アスペルガーの強みを活かすには?
「みんなと同じ」を手放す
INTJでアスペルガー傾向のある方が生きやすくなるためには、「みんなと同じでいなければならない」という思い込みを少しずつ手放すことが大切です。
なぜなら、この思い込みが心の負担となり、自分らしさを押し込めてしまう原因になってしまうからです。
たとえば、次のような考えにとらわれたことはないでしょうか?
- 人と同じように楽しめない自分はおかしいのでは?
- みんなが当たり前にできることが、なぜ自分にはできないのか
- 変に思われないように、ふつうにふるまわなければならない
こうした気持ちはとてもまじめで、人に迷惑をかけたくないというやさしさの表れでもあります。
しかし、その気持ちを持ち続けると、次第に自分の本音を言えなくなり、生きづらさがどんどん強くなってしまいます。
そこで、以下のような考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 「みんなと同じ」でなくても生きていける
- 人とちがっていても、それは間違いではない
- 自分のやり方を大切にしてもいい
誰かと比べ続けるよりも、自分がほっとできる道を選ぶことの方が、ずっと意味のあることだと思います。
「ちがっていること」は、決して悪いことではありません。
それは、その人にしかない視点や考えを持っているという強みでもあります。
ですから、「みんなと同じじゃなくてもいい」と思えたとき、きっと心がふっと軽くなるはずです。
無理に合わせない勇気を持つ
INTJでアスペルガー傾向がある方は、まわりに合わせようとがんばりすぎてしまうことがよくあります。
ですが、本当は「無理に合わせない勇気」を持つことこそが、自分らしく生きる第一歩になります。
なぜなら、人に合わせ続けることで心がすり減り、本来の自分のよさを出せなくなってしまうからです。
たとえば、こんな場面で無理をしてしまっていませんか?
- 周囲の会話に興味がなくても、無理に笑って聞いている
- 自分の意見があっても、「空気をこわしたくない」と黙ってしまう
- 疲れていても、「ちゃんとしなきゃ」と場に合わせようとがんばってしまう
このような毎日を続けていると、どこかで心がつかれてしまいます。
けれども、少しずつ「合わせなくても大丈夫」と思えるようになると、生きることが楽になっていきます。
たとえば、次のような行動が、自分を守ることにつながります。
- ことばにしづらいときは、そっとその場を離れる
- 「自分の気持ちも大事にしていい」と心の中で唱える
- 本当につらいときは、「今日は無理かも」と正直に伝えてみる
勇気とは、大きな声で何かを言うことだけではありません。
無理をしないと決めることも、立派な勇気のひとつです。
自分をすり減らしてまで人に合わせるより、「自分のペースを守ること」を大切にしていただければと思います。
「変わってていい」と思ってみる
INTJでアスペルガー傾向がある方は、人とちがった感覚や考え方を持つことが多く、「変わってるね」と言われた経験があるかもしれません。
けれども、その「ちがい」こそが、他の人にはない大切な持ち味だと考えることもできるのです。
なぜなら、「変わっている」と見られる部分には、その人にしかない魅力や力がかくれていることが多いからです。
たとえば、こんな特徴が当てはまる方もいらっしゃるでしょう。
- 一つのことを深く考えるのが得意
- ふつうとはちがう視点で物事を見られる
- まわりに流されず、自分の考えをしっかり持っている
- だれにも思いつかないようなアイデアが出てくる
こうした特徴は、まわりに合わせることを求められる場所では「変わっている」と言われがちですが、別の場所では「すごいね」「おもしろいね」と言われることもあります。
そのためには、次のような心がけが大切になります。
- 「みんなとちがっていてもいい」と思う練習をする
- ちがうことを、自分の短所ではなく個性として見つめ直す
- 自分のよさを受け入れてくれる場所を探してみる
「変わっている」は、「変だからダメ」という意味ではありません。
人とちがうものの見かたや感じ方を持っているという、すばらしい個性なのです。
だからこそ、「自分ってちょっと変かも」と思ったときは、「それもありだな」と思ってみてください。
その瞬間から、自分自身が少しずつ好きになっていくかもしれません。
読書処方箋|「しがらみのない働き方を考える時間に」
『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』橘玲
「働き方2.0vs4.0」は、昔ながらの働き方とこれからの時代の働き方をくらべながら、新しい生き方のヒントを教えてくれる一冊です。会社という場所にしばられず、自分で道をえらぶことの大切さが、やさしく語られています。
INTJタイプの方は、深く考え、先のことを見すえながら動く力を持っています。ただ、まわりと考えが合わずに、どこか生きづらさを感じることも。この本は、そんな「ひとりで考える時間」をだいじにするあなたに、こたえのヒントをそっと手わたしてくれます。じっくり読めば読むほど、自分の中の理想が輪郭を持ちはじめるような感覚に出会えるでしょう。
📚 MBTIで選ぶ、もう一冊の読書処方箋
「このタイプ、もっと知りたいな」
「性格傾向を把握しておきたい」
そう感じた方へ、”性格を言葉にしてくれる1冊”をご紹介しています。
実は、MBTIの性格の取扱説明書に関する本の中には、
Kindle Unlimited(読み放題)で楽しめるものもたくさんあります。
気になる性格タイプに関する本があれば、
下の記事でまとめているので
そっと探してみてくださいね📖
まとめ|INTJ アスペルガーと共に生きる
INTJでアスペルガー傾向のある方が感じる生きづらさには、明確な理由があります。
しかしその多くは、「まわりに合わせようとがんばりすぎていること」や、「自分の特性を理解されにくいこと」が原因になっています。
今回ご紹介したように、生きづらさの背景には以下のような特徴が関係していました。
- 会話や人づきあいがむずかしいと感じやすい
- 自分のペースやこだわりを大切にしている
- 周囲の空気や感情に敏感に反応してしまう
- 自分だけの考えや集中力が強く、浮きやすいこともある
けれども、これらの特徴は見方を変えればすべて「強み」となります。
- 人と違う視点を持っている
- 一つのことを深く考えられる
- 誠実で、自分にうそをつかない
- 感じたことを大切にできる感性がある
大切なのは、「ふつう」や「みんなと同じ」にしばられず、自分のやり方で生きる勇気を持つことです。
そして、自分のことを否定せず、少しずつでも「そのままでいい」と思える環境を見つけていくことが、心を守る大きな力になります。
この世界には、「ちがっている」からこそ必要とされる場所がきっとあります。
どうか、あなたの良さをあなた自身がいちばん大切にしてあげてください。
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